今日は甲子園大会準々決勝。
一番おもしろいといわれる4強をかけての実力伯仲の8校の激突です。
今年は、優勝候補といわれた学校が次々姿を消して、
東北勢、北関東勢、北陸、九州と新鮮な感じのする8校でした。
今日の「熱闘甲子園」によると、
その”準々決勝ならでは白熱試合”であったことがうかがえましたが、
同時に「甲子園の魔物」の存在も感じざるを得ない、
”ドラマ”がいくつも起こっていました。
目の前の勝ちがするっと逃げてゆく、
絶体絶命を奇跡的ともいえる状況の中でしのぎ切る、
予想もしていない身体的アクシデント、
・・・人生で経験する”大きなドラマ”が一気にあの空間に詰めこまれています。
当事者である高校生からしたら、勝ったほうも負けたほうも
”信じられない”ことの連続だったことと思います。
でも、こんな経験ができるというのも”甲子園だから”でしょう。
甲子園の魔力は、人生でおこるさまざまな出来事が
ぎゅっと凝縮された濃密な人生の縮図のようなところなのかもしれません。
勝った者も負けた者も、きっとここでの成長は
彼らにとってかけがいのないすごい財産となることでしょう。
甲子園はそこでプレーする者も、観る者にとっても
大きな学びの場であると、あらためて痛感する今日の準々決勝でした。