浜松地方には
7月の盆の時期に「盆義理」という風習がある。
毎年日記で同じ記事を書いてるかもしれませんが(笑)
「遠州大念仏」という、もともとは徳川家康が
武田信玄に大敗した「三方原の合戦」の折の死者を
弔う念仏踊りによる供養だったのが、今に伝わり
その年の新盆家庭で盛大に(というのもおかしいが)
祖先の霊を供養するという一大行事になっています。
ちなみに「遠州大念仏」は無形文化財の指定も受けており
60数組ある保存会の人たちによって代々、また地域地域で
継承されています。
また、これはとてもよいことなのですが
浜松では、この時期になると新盆のお宅だけでなくて
どこの家でも、「迎え火」を焚いて先祖を迎え、
最終日には「送り火」を焚いて先祖の霊を送り出します。
大人も子供も一家そろって火を焚いている光景を
目にすることが多く、「家族」を意識できる
よい行事なのではないでしょうか。
長男も2歳のときからこの「迎え火」を焚き
仏壇に手を合わせ、「送り火」を焚く、ということが
習慣になりました。念仏も大好きで
この日ばかりは宵っ張りで念仏のハシゴをする始末です。
これで5月凧祭りや9月の地元のお祭りで見せる
「祭り好き」と合わせて立派な浜松のこどもです(笑)