ロッテがクライマックスシリーズ圏内の同率3位浮上。
ソフトバンクに3連勝したあと、西武に連敗し、
3位争いから脱落しそうなところを救ったのは
やはり”エース”清水。
3日前のソフトバンク戦。
追いつかれた9回、リリーフで登板したのは
なんと清水。ローテーション投手であり
昨日の西武戦の先発が予定されていたなかでの
リリーフ登板。
ベンチもスタジアムも熱くならないわけはなく、
その裏サヨナラ勝ちをおさめて3連勝。
勝率を5割に戻しての西武戦でした。
その西武戦。
1、2戦とも勝てるゲームを1点差で負けて
3連敗すれば、クライマックスシリーズ争いから
脱落しかねないという、かなり嫌なムードでの後がない第3戦。
ロッテは中2日で清水。
西武の先発もエースの涌井。
”重い”ゲームだったはずですが、
そのエース対決を制しての昨日の勝利。
清水はここ2シーズンはいまいち不調で
若手の台頭もあって、”エース”の称号を失いつつありました。
今シーズンも、開幕前に愛妻を若くして病気で失い、
その影響で調整遅れもあり、やっとのことで
ローテーションの最後の枠を確保しての、
それこそ”後のない”スタートでした。
そこから這い上がり、シーズンを通して安定感を見せつけ
この正念場の最終盤にも、大車輪の活躍での12勝目。
チームに闘志を、ファンに希望を与えてくれています。
これをやってのけてこそ”真のエース”。
彼は、今や自他共に認めるロッテのエースの座を
自らの力でしっかりと取り戻しました。
同時に、多くの人々に
「エース」の称号は
汗と涙と精神力、そして”熱い気持ち”で
成り立っているということを教えてくれました。
男であれば、”かくあるべし”です。