同僚議員とともに磐田市立城山中学校を視察させていただきました。
大きな目的は「コミュニティスクール」の導入について。
そして、「小中一貫教育」「特別支援教育」の現状について。
また、浜松市以外の中学校教育の現状を見せていただけたのも
県議会の文教委員長としても一県議としても大変ありがたい機会となりました。
「コミュニティスクール」の導入の必要性、有用性については、私見として
かねてから認識し本会議や委員会でも提案をしてきたところですが、
今日視察させていただき、「コミュニティスクール」というのは、
全て一律に導入すればよいというものではなく、地域性を十分に加味して
現場の状況をよく把握して、導入を考えてゆくべきものだ、という認識を
新たにしました。
城山中学の場合は、自然発生的に近いかたちで校長先生をはじめとする先生方や
地域のリーダーのみなさまの英知と挑戦と創意工夫の結集ではじまったかたちで、
とても理想的であると感じました。
かつて、私が視察した「コミュニティスクール」は、
”先進地”京都市(ほぼ全校がコミュニティスクール)の小学校と、
”後進地”である我が県唯一のコミュニティスクールである富士市立広見小学校ですが、
そのいずれとも違うタイプであり、この城山中学は勉強になりました。
小中一貫教育についてはメリット、デメリットについて伺いましたが、
磐田市がしっかり準備して臨んでいるということがわかりました。
「学府」という一貫教育エリアを設け、市単独予算でその「学府」専任のコーディネーターを
つけたりと、しっかり準備されています。現場本位の考え方です。
「ふるさと先生制度」という市単での教員雇用制度もあり磐田は教育充実制度先進地ですよ。
特別支援教育は、あらためて現実を知ることができた気がします。
あちこちで視察はさせていただいていますが、最近の状況を理解するためには
こうして多くの現場をみせていただくことが、やはり重要だと思います。
また、県としてもできることがあるはずですので、こうして現場の声をお聞きできたことも
とてもよかったと思っています。
そのほかにも、「QUテスト」を実施している中学なので、
その活用の仕方と、テストのとらえ方についての現場見解もうかがったり、
授業や先生の指導力向上策などもお伺いし、大変参考になった視察となりました。
お忙しいなか、お時間を頂戴した村松校長先生と城山中学のみなさん
本当にありがとうございました。