S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)による米国債の
格下げで、国際金融が動揺しています。
G7の緊急電話会談などでの協調介入への打ち合わせなどが
おこなわれたのだと思いますが、この米国債の格下げは
「いつかはおこなわれること」であったと思いますし、
世界は今更ながら、アメリカの「BIG1」時代の終焉と
基軸通貨としてのドルの権威の凋落を実感していることだと思います。
さて、日本がどう動くか、です。
報道によると野田財務大臣は、今夜民主党代表戦出馬の意向を表明したようですが
「うーん・・・。」ですね。
代表戦も大切ですが、財務大臣としての業務がおろそかになることを恐れます。
このあと、なにか民主党代表選をめぐっては(というか、菅おろしのために)
閣僚の一斉辞任もウワサされていますが、お願いですから世界情勢を無視を
しての政争はご勘弁を、と思う地方議員はわたしだけではないはずです。
株式市場は値下がりが続き、円相場は相変わらずの円高です。
さて、これをどう読み、どう動くか。
こちらのほうの分析と政策判断、そして国民への解説をお願いしたい。
でないと、日本の経済はますます弱っていってしまいます。
また、日本企業や預貯金が海外に流出する流れが止まらなくなってしまいます。
世界の動きは早く、かつシビアです。
日本に政治空白が生まれないことを切に願う「立秋」の今宵です。
追伸
「モンゴル訪問報告2011夏」を書きかけていましたが、
ようやく完成8月2日付けでUPしました。
長文になってしましましたが、盛りだくさんの報告ですので
ぜひご一読くださいませ。