今日の本会議質問にて伊藤育子議員から、
静岡県が育種し、静岡県いちごの主流ブランドに育ちつつある
「紅ほっぺ」のブランド戦略についての質問がありました。
「紅ほっぺ」は静岡県発で、
国内各地での栽培がはじまっており
「○○県産紅ほっぺ」などとして
さまざまなルートで販売されています。
静岡県としても負けてはいられません。
が、しかし「軒先を貸して母屋を取られる」ことに
なりはしないかと少々心配です。
いちごのブランド戦略は
熊本県の「あまおう」のように
熊本県外には苗をいっさいださず
熊本県のみのいちごブランドとして売り出しをかけています。
距離的に近いアジア諸国でも高級ブランドとして
流通がはじまっていて、ブランド戦略が成功している
といえるのではないでしょうか。
また、
「紅ほっぺ」の弱点も伊藤議員と石川知事の
体験談として語られました。
「紅ほっぺはかたくてすっぱいことがある。
この品質のばらつきはなんとかならないか」
ということです。
ただし、これは原因ははっきりしていて
それまでの静岡県いちごの主流の「章姫」は
「早摘み」して市場にだすことで品質を保ってきました。
ところが、「紅ほっぺ」は果実が硬めなので
完熟してから摘んで市場にだすことが良い品質を
保つコツだそうです。
これが、まだ生産者のみなさんに徹底されていないのが
品質のばらつきをだしてしまっている原因なので、
これを周知徹底してゆくことで改善できます。
早期の対応を講じつつ
ブランド戦略も構築をはかってゆかなければなりません。