北朝鮮の動向が危険です。
韓国の哨戒艇を魚雷で沈めたことはほぼ間違いないのでしょう。
韓国政府はコトがコトだけに慎重に調査し、言葉を選んで発表しています。
この間、推察するに韓国とアメリカ、そして中国やロシアと緊密に連絡を
取り合って北東アジアの緊迫状態をどのように扱ってゆくのか
協議がされたことでしょう。
ここに当然日本も入っていて然るべきですが、果たして・・・・
かつて、熊谷弘先生が内閣官房長官であったとき、
半島情勢がやはりかなり緊迫したことがありました。
その折の、熊谷官房長官の緊張状況と日本国のそれまでの危機管理体制の甘さを
秘書として身近にいて思い知った記憶があります。
現在、総理と官房長官は普天間問題をはじめ、
山積するマイナスの諸問題を抱えて憔悴した感じがテレビ画面からも見て取れます。
そのなかにこの半島情勢のこともきっと含まれているはずです。
今の政府中枢部は非常に多方面の対応を迫られ、
かなり厳しい状況であると拝察します。
でも、この武力による危機は、もっとも厳しい危機であります。
注意も準備も怠りなくしていただくよう祈るばかりです。
(もちろん政府関係者にはご進言申し上げますが)
また、マスコミも「なにが今一番日本にとって大切なのか」を
ご判断いただくご見識を示していただきたいものだと思います。
「国家の安全保障」、ならびに「国益」。
これをぜひ複眼的に捉えていただきたいものです。
世論のミスリードや日本国を自国のマスコミが卑下することは、
日本を狙う他国にとって格好の餌食になりやすくしているということで、
即日本の滅亡にまでつながりかねない状況である、と私は感じています。
「北東アジアの危機」を、今認識しておかねばなりません。