小泉総理がご自身の5年前の公約を
任期最後に守るかたちで今日8月15日に靖国神社参拝。
予想されたこととはいえ国内外で批判・反発。
首相のコメントは
「いつ行っても批判・反発は変わらない。であれば今日参拝するのが適切」
というもの。いつもの「こころの問題だ」同様の論理であろう。
個人として「参拝するかしないかはこころの問題」で
まったく結構だと思う。
しかし、公人しかも「内閣総理大臣」としてのコメントとしては
今日のコメントも含めていかがなものか、と思う。
コメントとしてだすべきは、
「どこで靖国問題がからまった糸となってしまったのか、
史実をキチンと検証したい。
また、他国の主張とその背景もよく検証して、
国内外の理解が進むような議論を深めたい」
という一歩踏み込んだものでなければならないはずだ。
でないと、せっかく”機が熟してきた”「戦争の総括」の
機会をのがしてしまうかもしれない。
置き土産として、せめて「戦争の総括」を徹底的にする場を
つくって辞めてもらいたいものだ。
わが党も含めて、なぜ批判だけでなく、
そういう踏み込んだ発言をしないのか不満も覚えつつ
平和な夕映えに思う。
戦没者の英霊に、
この国のための尽くしてこられた有名無名の英霊に、
こころから感謝と安らかならんと祈りをささげて
今日の日としたい。