「老人クラブ」というネーミングが年寄じみているということで
「シニアクラブ」に改めよう、という動きがあるそうです。
ちょうどこのところ、各地の老人クラブの新年会に
お招きをいただいているところですが、
ネーミングはともかく、日頃から「老人クラブ」の果たしている
役割は大きいと感じています。
地域のつながりや絆は、あくまで「ひと」と「ひと」との関係です。
私の住む地域は田舎ですが、
そんな地域ですら最近は人間関係が希薄になってきたり、
独居老人のかたが増えてきています。
そんな地域のなかで、さまざまな役割を果たしているのが
「老人クラブ」です。
子どもたちの登下校を見守る活動。
グラウンドゴルフや体操などを通じての健康増進。
カラオケや俳句、絵手紙など趣味を広げる活動。
振りこめ詐欺対策講習会や交通安全教室などを通じての防犯防災活動。
地域を明るく、住みよく、
そしてご自身の健康や生きがいづくりにもなる日々の”居場所”。
それが「老人クラブ」なのではないかなあ、
と感じています。
私もほんとうにいろいろ教えていただいたり、
生活のなかで本当に必要な安全対策などのご要望をいただいたりしています。
名前よりも活動をしやすい環境をつくったり、
活動に際して、役員さんにかかる資料作りや各種の準備などの
実質的に活動支えることのほうが先ではないかなあ、
と感じています。
老人クラブ活動が地域づくりの下支えを
してくださっていることを知る人間として、
今後もよりいっそ微力でも応援体制を築けるように努力をしてゆこうと
思っています。