個人的皮膚感覚ですが・・・。
どうも”解散風”の臭いがします。
安倍総理とその強力な側近軍団が考えていることは、
なによりもまず「権力の維持」。
とすると、最近の動きには”そのための要素”がそろいすぎてきています。
まず、アベノミクス効果に疑問符がつき始めてきたことに対しては、
特に効果がでていない地方に対して「地方創生」というキャンペーン展開。
安倍政権の頼みの綱の株価同様、実体経済が伴うのかはなはだ疑問ですが。
で、その「株価対策」は、先日の日銀の量的緩和。
そして、じわじわと落ちていた支持率低下の起爆剤として内閣改造を行い、
女性閣僚を起用したのが逆に「政治とカネ」問題にひっかかり、
検察特捜まで動く始末。
このままでは、消費税10%上げも危うく、教育の右傾化の危惧もささやかれ、
隣国関係もままならず、北朝鮮拉致問題も暗礁に・・と懸案が山積して政権を手放すくらいならば、
「今のうちに解散をしてしまえ」と考えるだろうことは予想できる範囲内。
であれば、開幕するAPECで中国、韓国首脳とそれなりの関係改善をしたところをアピールし、
拉致問題を継続中に粉飾し、地方創生、株価高止まりでイメージ戦略を展開して、
野党がバラバラのうちにたたいてしまおうという高等戦術ですね。
年末か年明け解散で、2月総選挙。
さまざまな観点で4月の地方統一選挙には与党にとって影響をおよぼさないよう配慮しつつ、
窮屈な日程で無理やりやってくる気配はありますね。
まあ、野党はきちんと戦うための連携だけはとっておかないとだめですねえ。
・・・はたしていまの永田町のみなさんは、そのあたりがわかっておられるのでしょうか・・・。
せめて、静岡だけでもしっかりと戦える体制をとっておけるよう
微力ながらも努力はしておこうと思っています。