今日は「遠州大念仏 蝉しぐれ盆」にいってきました。
野外会場いっぱいの人出で本当に大盛況でした。
これは、旧豊岡村(現磐田市)の有志のみなさんが、
地域に伝承されてきた念仏組やこども念仏の継承、
そして広く遠州大念仏を多くのみなさまに知っていただく機会にと、
平成21年から手弁当ではじめられた今年で3回目の上演会です。
主催者のみなさまには、ほんとうに頭の下がる思いでいます。
ご尽力にこころからの御礼を申し上げます。
遠州大念仏は、三方原合戦の戦死者を弔うために徳川家康の命で
始められたといわれる400年の歴史を持ち、現在も約70組の
念仏団が活動をし、無形文化財にも指定されている遠州地域の
伝統芸能・文化であります。
今年はちょうど今日は終戦記念日でもあり、
66回目の終戦記念日に310万余の戦没者の英霊を供養する
大念仏にもなったことと思います。
英霊の御霊にこころからのまことを捧げたいと思います。
夕刻、本当にひぐらしの蝉しぐれのなか始まる大念仏は、
郷愁を誘い、日本人の先祖、先達に対する畏敬の念をより
ひきたたせるすばらしいものでもあります。
来年以降もぜひ、開催にこぎつけられるよう
微力ですが応援も致したいと思いますし、
またこのブログをお読みいただいているみなさまにもぜひ
お出かけいただけたらいいなあ、と感じています。
また、各念仏団はがんばっていただいているのですが
後継者不足はやはりここにも押し寄せているそうです。
7月30日に今年から県が実施した「こども芸術劇場」にも、
他の念仏団にご出演いただき、こどもたちへの体験指導も
していただきましたが、「遠州大念仏」をトータルに応援できる
仕組みができないかなあ、と真剣に考えています。
たとえば、富山の「風の盆」のように全国的に知られて、
全国のみなさんが憧れと郷愁をもってこの遠州地域を訪れる、
そんなことができないかと、『遠州大念仏プロジェクト』を
6月議会で提案したところで、賛同を得て現在県の担当者とも鋭意検討中です。
なんとか実現にこぎつけることができるよう、
がんばってゆきたいと思います。ご期待ください!