阪神淡路大震災から16年。
今年もこの日を迎えました。
あの朝のテレビ画面は今も忘れません。
「コレが日本か。コレが現実か。」
呆然として見つめていたことを鮮明に覚えています。
犠牲になられたみなさまに心からの鎮魂の念を捧げたいと思います。
東海地震の危険性が叫ばれて久しい静岡県です。
県としての防災体制は確かに世界でも屈指のものになってきていると
静岡県議会議員としても自負しています。
しかし、昨今の防災訓練などに参加して感じることは
「少し県民意識が下がっているのではないか」
と危機感を覚えることがあります。
「まあ、だいじょうぶだろう」
人間誰しも持ってしまいがちな、そんな心の緩みがあるように感じます。
どんなに防災体制が整っていても防げない被害はあります。
どんなに発災後の体制を整えていても対応できないことはあります。
どちらも「初動」は県民のみなさまおひとりおひとりの意識と準備です。
この意識の持ちようで助かる命や財産がどれだけ多いことか。
これだけはぜひみなさまにもご理解をいただいて
もういちど身の回りのご確認をお願いをしたいと思っています。
それが、16年前犠牲になられたみなさまが
今日も私たちに教え続けていることではないでしょうか。