阿部卓也個人としての見解

民主党の総支部長という職務とは別に
「素の政治を志す自分」がいます。

そのもともとの自分が考え、今回時間もない中で
県議会議員選挙に駆り立てる思いもお伝えしたいと思います。
このふたつをお伝えしないと、本来のわたしのカタチが
理解しがたいと思いますので。

「政治はミッションだ」という言葉を私はよく使います。
ミッション=使命感をもった仕事。どうしてもやらなければいけない仕事。
ミッションがある現場で私は政治をしたいと思ってきました。

かつて私は、
「政令指定都市浜松」を誕生させるために合併をどうするか、
「第2東名」や「温泉開発」のプロジェクトに関連してふるさとの
未来図をどのように描くか、
「地域」「家庭」「学校」が特性を発揮できる教育づくりの
ためにはどうするのか、
などなどホントに具体的な生活感のある課題に取り組み、
現場を飛び回り、文献や各地の事例を研究し、先輩議員の指導を
いただいたり、役所のみなさんと法解釈をめぐって論争したり、
さまざまな角度からものごとを良い方向に向けるための努力に
いそしんだ”躍動感のある”毎日を過ごしていました。
そこには、”手ざわり感”があり、”心”があり、
”生きた政治”と確かなミッションがありました。
そして、ふるさとを思う自然に湧き出す郷土愛もありました。
やはり、ここでもっと政治がしたいのです。
もっとふるさとの政治をしたいし、ここで徹底的に勉強したい、
ただそんな情熱だけです。

「風が吹けば国会議員になれるかも」
とよく言われました。
でも、わたしは”国会議員になること”だけがゴールではなく、
”国会で何をするか”が大切なんだと思っています。
その”何をするか”が不十分なまま国会に行っても
多忙に振り回され、選挙区では選挙対策だけに重点が置かれた
選挙民との”形式上のかかわり”が次々に再生産されるだけです。

”形式上のかかわり”では政治は変わらない。
なぜならみなさんが「参加」してることにはならないから。
だからいっしょに考えたり悩んだり怒ったり落ち込んだり、
そういう道を歩んではじめて「政治を共有すること」に
なるんではないかな、と思ってます。

とにかく、
もう一回地元からじっくり歩きたいし、
話もしたいし、こころに触れたいと思う。
「砂上の楼閣」の上にいて眺めているような政治に
なってしまうのだったら、自分から楼閣から降りて
どろにまみれてかっこ悪くても、とにかくやれることを
愚直にやってゆきたいのです。
手触り感のある政治がしたい! それだけです。

さて、「なぜ県議会なの」ということですが、
キチンと説明しますので、よく読んでください。
なかなか理解されないし、
そんなことほかの県議さんもわかってるでしょ、
と言われたりして、非常に悔しいので、
私の教育と並ぶ「ライフワーク」だということだけでも
わかっていただきたいと思います。
今度の浜北区の県会議員のミッションには
浜北区の未来を左右する作業ができるかできないか、
そしてその成否が浜松の将来を占うという大事業があります。
「土地をどう有効利用するか」ということです。
浜北は地勢的にも浜松市の中心であり、第2東名の開通により
新しい産業の中心地として、流出が続く地元企業群の復興と
新しい産業の流入も予想される、「魅力の浜北」。
しかし大きな弱点は、土地そのものあるのに、
目的に沿って利用できる土地がないこと。

さて、ここからが大事です!
土地政策は「土地本位制」とも言われる、
日本の権力構造の根幹を成していて、
いまだ国土交通省と農水省がその権限を絶対手放そうとはしないのです。
ところが今、地方分権の流れの中で、がんじがらめの権限に突破口を
開く時期が到来しつつあります。
これが硬直化した日本の政治構造を変える突破口になるかもしれません。
その土地政策を、市会議員時代から一般質問にまでして
国から地方までのシステムを洗い出し、
経済改革特区制度の活用まで研究した私が、
「今がチャンス」と思うのは、個別案件の処理でなく
政令市と県が力を合わせて広域的な地域のグランドデザインを
描ければ、ネックになっていた土地問題に大きく道が拓かれる
と確信したからなのです。がんじがらめの土地を縛る法律の
網目が一瞬垣間見えるのがこの権限の再編期なのです。
新体制がスタートするときは最初が肝心ですし、
第2東名はもうすぐできてしまいます。

「これは、いま仕事に取り掛からないと!」
と感じて、行動をおこしたのです。
だから今は県議会だ、ここにミッションあり。です! 

その他、諸々のやりたいことすべきことはありますが
それはぜひ直接話をお聞きいただけると幸いです。

非常に長い文章になりましたが
思いのたけをつづらせていただきました。
なにとぞ、私にこの仕事をやらせてください!
よろしくおねがいします!
政治は順番や惰性でやるものでなく、
緊急性や必要性に駆られてやってゆくもののはずです。
だから、「今!」という判断をどうしてもご理解ください。

そして、「素」にあるのは
阿部卓也には、こんな想いと志に満ちた政治しかないんです。
政治をやりたい。
どんな苦労してもかっこ悪くても
どうしても政治がしたいんです。
やらせてください!

「挑戦」の原点です。

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