静岡県の統計

議会に登庁すると、デスクの上に県の各部署からの最新情報や
発行文書がおかれている。例えば、「マスコミ発表資料」
「新刊図書案内」「新聞社社説一覧」「人事」「議会日程」
などなど。議会をさぼっていたらすぐ机が資料の山に
なりかねない状態です(笑)
これらはかつて国会で秘書としてこの手の資料群の選別、
整理管理をしてきた経験があるだけに、
ドンドンかたづけちゃうのですが、キチンと一度は目を通します。
 そのなかに「静岡県の統計」という資料があります。
毎月発行される静岡県の各種統計資料なのですが、
これを斜め読みするだけで、つくづく
「静岡県というのは力のある県なのだなあ」と感じます。

主要指標をいくつか拾ってみると・・・
「人口」「銀行預金残高」「銀行貸出残高」「清水港輸出入額」
「自動車保有台数」「新設住宅着工戸数」などで、
資料のある平成14年から17年まで伸び続けています。
これを全国指標と比較すると、「人口」は減少に転じたし
「銀行勘定」「住宅」などではジグザグだし、
必ずしも全国一律で上昇傾向にあるわけではありません。

「勝ち組」と「負け組」で分けるとすると、
静岡県というのは、はっきりと「勝ち組」なのだ、
ということを統計からは読み取ってゆくことができます。

でも、この”数字のマジック”でいい気になっていると
とんでもないしっぺ返しを食うのであって、我々政治家は
”その裏”にあるものを読み解いていかなければなりません。
例えば、「平均出勤時間」のダウン。「消費者物価指数」の上昇。
答えはやはり「現場」ですね。
この数字はどういう”現象”のなかで導かれてきたものか、
その答えが「現場」にはあります。

「現場でなにがおこっているか」
情報の宝庫である県庁のデスクに埋もれてしまうのではなく
常に”動いている”ものを見逃がしてはいけない、
「現場主義」を忘れてはいけないと、
あらためて誓う「静岡県の統計」の読後感でありました。

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