今日明日と「静岡県事業レビュー」がおこなわれます。
これは、昨年までおこなわれていた「事業仕訳」を発展形としたもので
「県の事業についての判定を、まずは県職員と専門委員の間で行い、
その後、県民の皆様から募集した県民評価者のみなさまが事業の効果を判定する。」
というものです。
今年初めての開催ですが、各事業について「市町との連携」をテーマとして
議論を深めようというねらいもあります。
ということで、今年度はこの「事業レビュー」を所管する経営管理部行政改革課の
仕事ぶりをきちんとチェックしてゆかねばならない総務委員会の委員としての
責務でもあるので、「事業レビュー」を傍聴いたしました。
私は、昨年文教警察委員長として深くかかわった教育問題をあつかった
第一会場を傍聴しました。
『学力向上推進事業』『次代を担う人材育成研修事業費』
『実学推進フロンティア事業費』についての議論です。
ところが、本筋の「連携」についての議論に至る前に、
副教材問題に議論が集中してしまい、”重箱の隅をつつく”ような議論になり、
また、コーデネーターがかなり長く持論を展開しすぎるなど
首をひねらざるを得ない運営もあり、少しがっかりなところがありました。
ただ、この会場はマスコミの関心はたかく、川勝知事も傍聴していたこともあり、
ここに多くのマスコミがこの会場に集中していましたが、この会場の議論では
「事業レビュー」の本来のねらいから少しずれてしまったのではないかと
残念な思い半分、また県民のかたに注目されている案件について
議論に参加いただいたのもよかったのかも、という思いが半分です。
ただ、個人的な感想ですが
議論の中身で、すでに明らかになっていることも多く、
”事前の資料につけておけばよかったのに”
”専門委員とは、事前に一度議論を煮詰めておけば、もっと県民意見を聴けるのに”
など改善点として感じるところは多くありました。
昼休みに、他会場を傍聴した田口章県議と意見交換しましたが、
田口議員の傍聴した第3会場の『働いてよしの新卒者就職応援事業』
『しずおかジョブステーション運営事業費』『緊急経済対策民間活力等推進事業費』
についての議論は、建設的なものであったらしく、本来のねらいに近い議論が
あったようでしたので、またきちんとそれぞれを突き合わせて議論をしてみないと
いけないと思っています。
明日9月7日(日)も「事業レビュー」は行われます。
どなたでも傍聴できますし、インターネットでもご覧いただけますので
ぜひのぞいてみてくださいね!
インターネットで【静岡県行政改革課】と検索をかけてみてください。
詳細がでてきますので、いますぐご確認を!