4月の新年度の組織改正により
静岡県に「危機管理局」が設置されることが内定いたしました。
「危機管理局」とは、アメリカの「連邦緊急事態管理庁」
通称「FEMA」をモデルとした日本でははじめての組織編制であり、
日本の「危機管理政策」の最先端を自治体現場で始めて担うこととなる
画期的なことなのです。
静岡県はもともと東海地震への備えもあって「防災局」が設置され、
全国でも「防災先進県」としては名を馳せていましたが
今回全国に先駆けてこれまでの「防災局」の機能である
「災害対策」「国民保護対策(テロや戦争などの不測の事態に
対する国民保護法に基づく備え)」に加え、「新型インフルエンザ」
「食の安全」などのさまざまな危機事案について、
部局の所管・担当を超越して、いざというときには
迅速に全庁を統制、司令部としての機能を発揮し県民の
命と安全・安心を守り行動してゆく機関です。
私も今年は総務委員会副委員長として、
この「危機管理局」設置に向けての議論に加わり
強く設置の必要性を痛感してきただけに、「設置決定」の感慨とともに、
「ここからが大切!」と気を引き締めています。
“きれいな組織ができても、実際は機能しなかった”では
まさに「絵に描いた餅」になってしまいます。
しっかりとシュミレーションや訓練を繰り返し
必ず存在するであろう、部局を超えるという場合のさまざまな障害や、
“エアポケット的”な見落としなどを、早期にできるだけ多く発見し
対策を講じてゆくことが、まさに“危機管理”であるだけに
今後の現場での作業が本当に大切になってきます。
私自身もできうることをしっかりと果たしてゆきたいと思っています。
でも、日本で初めての取り組みです。
「静岡県危機管理局」どうぞ期待ください!