9月はいきなりブログが滞っていて申し訳ありません。
総選挙終了後、一気に本来の県議会の仕事が押し寄せています。
9月2日から5日までは、静岡空港就航地交流促進特別委員会の
視察で韓国にいってきました。今回は、本格開港した富士山静岡空港の
課題(濃霧による着陸地変更や滑走路の短さの悪評を払拭することなど)
韓国側に理解いただき解決策を探る大切な時期の訪韓となりました。
何度かにわけて報告をさせていただきたいと思います。
当然ながら富士山静岡空港からのフライトですが、
10時の空港集合のために、朝からひと仕事かたずけて
事務所発が8時50分。空港着は9時40分。
駐車場は空港の目の前。搭乗手続きカウンターまで車から1分。
帰国時も10時40分着で12時には帰宅して昼食のテーブルに
いたのですから驚きでしょう。
飛行機のランディングから10分後には帰路の車にいられるというのは、
富士山静岡空港開港後2度目の利用ですが、
やはり車利用者にはとてもラクな空港であることは間違いありません。
この空港の大きなメリットでもあります。
また、近日中には不評だったアクセスバスも東部方面への基点となる
静岡駅ゆきが30分に1便、西部方面への基点となる掛川・島田駅ゆきが
互い違いの1時間に1便(つまりは西部方面にゆくのも30分に1便)
となる予定です。
また、川勝知事から厳しい指摘を受けていた
”来訪者に対するホスピタリティとして富士山の写真がない”
ということをはじめとする諸問題も可能なことから改善されつつあり、
抜本的なターミナルの拡張などという夢物語でない、
いわゆる”カイゼン”が図れるところには着実な努力がなされています。
静岡空港のことばかりでなく韓国の仁川(インチョン)国際空港の
ことも報告しておきます。
「北東アジアにおけるハブ空港」をめざして計画・開港されただけに
(※ハブ空港とは、自転車のタイヤのハブとスポークの例え。
八方にスポークがはりめぐらされているようにハブ空港から
24時間365日あちこちに路線が張り巡らされている空港のこと)
規模も路線数も取り扱い旅客・貨物ともすでに成田空港を凌ぎ、
バックヤードも将来の拡張に備えて十分な土地が用意されており、
(1部は韓国人が大好きなゴルフ場として仮利用されています!)
高速道路、鉄道の整備もさらなる拡充をみせており、
日本の航空政策の完敗を認めざるをえません。
静岡空港も仁川をハブ空港として利用すれば、最短45分での
乗り換えで他国への移動ができます。
たとえば、浜松から成田空港へ移動することを考えたら
成田まで行く時間で、仁川を経由してゆけば
北京あたりまでなら到着できてしまう計算です。
富士山静岡空港の開港で”世界が近くなった”のは事実です。