東日本大震災から今日で一年。
万感の思いを込めてこころからの黙とうを捧げたいと思います。
あの大災害が我々「生かされている者」に与えた「啓示」は大きく、
この一年で日本国民ひとりひとりが多くのことを
さまざまな角度から、さまざまな観点から考え、
そして行動してきたことと感じています。
「生かされている者」として、
しっかり「生きて」、しっかり「考えて」、しっかり「行動」を
してゆくことが、私たち全員の使命だと思っています。
・・・明日からまた寒波が東北地方を襲うとのこと。
・・・昨年の破壊しつくされたまちを覆う吹雪を思い出します。
まだどこかで助けを待っている人たちが凍えているだろう、
何もかも失い呆然自失となった避難所のひとたちの絶望感を考えると、
”せめて吹雪よ止んでくれ、少しでも太陽の光を差しかけてくれ”
と、切り裂かれるような思いでテレビの画面をみつめていたことを
”痛さ”といっしょに思い出します。
また、今年もあの吹雪のなかの被災地を見ることが
つらく、重く、そして痛い情景となることでしょう。
自然の摂理、天の摂理の厳しさを思い知ります。
しかし、それに屈することなく立ち向かってゆくことが
やはり被災地のみなさまや私たちの使命でもあります。
この厳しくつらい局面に耐え抜けば、
必ず暖かい陽の光が差し込むことを信じて、
しっかりと前に一歩ふみだすこと。
それがこれから毎年「3.11」を迎えるたびに、
必ずしなければならないことだと私は思っています。