平成24年度から静岡県にCIOアドバイザーが導入されます。
これは、ふじのくに県議団代表質問で提言したものであり、
とにかく県庁のシステムの最適化による効率化とコストカット、
そして情報収集能力の向上と県庁内外への発信ができれば、
静岡県の地力がいろんな意味でついてきます。
着任は組織改編がスタートする4月からですので
ぜひご期待ください。
CIOとはchief information officerの略。
もともとはアメリカの企業でスタートした職責で、
企業において自社の経営理念に合わせて情報化戦略を立案、
実行する責任者のこと。
「最高情報責任者」「情報戦略統括役員」など
さまざまな訳語が充てられる。
ただし、日本では米国流の執行役員は必ずしも一般的ではなく、
CIOという肩書きは部門(ライン)の長である情報システム部長、
あるいは情報システムの担当者というような意味で使われている場合もあるが、
本来的にはマネジメントレベルの役職で
「ITを活用して経営を変革するミッションを持つ」という役割を担っている。
またこうした企業のCIOに習って、
政府組織でもCIOが設置されるようになっています。
日本では政府各府省の官房長などを「情報化統括責任者(CIO)」とし、
2002年に政府のIT戦略本部に「各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議」を設置。
2003年にはこのCIOを実務的に補佐する「情報化統括責任者(CIO)補佐官」を
民間企業などから採用、配置するようになり、
地方自治体においてもCIOを置くようになっています。
ちなみに静岡県のCIOは副知事です。