富士山静岡空港が開港して2年目となっています。
川勝知事や関係者のみなさん、そしてもちろん私自身も
この空港の利活用に全力で取り組んできています。
国内の他の同等の地方空港と比べると、遜色ないどころか
路線がまだまだ少ない中でも、国内線搭乗率10位、
国際線搭乗率1位など、私の予想以上に良い数字がでています。
(開港当初の需要予測は到底ムリな数字であり、この予測指導を
全国の空港にした国土交通省は、政権交代を機にめずらしく
完全に間違いを認め自己批判をしています。
これは2月の企画空港委員会で私も指摘し、
このブログでも解説をさせていただいたとおりです。
ゆえに、「私の開港当初の予想」としました。)
ただし、まだ赤字体質であることには変わりなく、
空港経営についてさらなる創意工夫、努力が必要です。
知事も「1期目4年は徹底的にテコいれする」
と言い切っているように、私個人としても、
この空港は静岡県の未来のために十分に活用できる
可能性は十分と考えていますので、今後も精力的に取り組みます。
また県民のみなさまの関心も高く、さまざまなご意見も
いただいていますので、引き続き議会としてのチェックと
経営を好転させるための研究を進め、説明責任も果たしてゆきます。
現在も関係者とさまざまな議論していますが、
議論が熟成してくれば12月議会質問もいたしたいと
思っておりますのでご期待ください。
ただ、ひとつおわかりいただきたいのは、
静岡空港だけ槍玉にあげるのは間違いです。
静岡空港の年間赤字が3億超ですが、じつは10億超レベルで
赤字を垂れ流している施設や施策は国にも県にも市町にも
たくさんあります。”目立たないからそちらは良い”というわけでは
ありませんので、それら隠されたものを”机のうえにだしてゆく”コト、
そして議論をしてゆくことに努めてゆきたいと思っています。
県議会議員としてワールドワイドにさまざまなことを考え、
県の将来を考えながら優先順位をつけて、
ひとつひとつ丁寧に取り組んでまいります。