平成12年度から今年度平成22年度まで、県内10校を5校に再編する第1次再編計画が実施され、平成17年度から平成27年度までに、県内12校を5校に再編する第2次再編計画が実行されつつあります。
この再編計画には、いままでもいくつもの疑問や問題点が指摘されてきているのはご承知の通りですが、この際、第1次再編の検証をし、改善点等を現在進行中の第2次再編に反映してゆくことが必須であり、今後の静岡県の高校教育のありかたも見据えたグランドデザインもあってしかるべきと考え、教育長、ならびに知事・関係部局長にもぜひ多角的にご所見をお伺いしたいと思います。
(1)第1次再編の検証
まず第1次再編の検証ですが、検証その1として、1次再編の合併校の目玉とされた「総合学科」です。「総合学科」とは高校教育の一層の個性化・多様化の推進を目的に創設され、「普通科」「専門学科」と並ぶ第3の学科と呼ばれ、すでに全国で349校、県内には7校に設置されていると認識していますが、まずは、「総合学科」とはなんぞや、という戸惑いが教師にも生徒にもあるように感じます。これを解決するためには、教育委員会として教師に対する総合学科用の研修を設け、総合学科専門の先生を育成してゆくことが急務であり、教育委員会として総合学科の現場からのさまざまなニーズをきちんと受け止め、必要な対応をしてゆくことが重要と考えますが、ご所見をお伺いいたします。
次に検証その2ですが、合併校全校にいえることですが、合併後の学校経営を考えたとき、準備段階から経営に携わるトップ、つまりは校長先生予定者が覚悟と責任をもって経営計画を立て実行してゆけるように、早期にトップ人事を固め、一定の現場裁量権を与え、想定される合併前後の各種事項に対応できるような体制にしておくべきと考えます。それによって、統合される学校関係者との協議や、開校前の説明会などで入学を希望する生徒や保護者のみなさんに魅力を伝え不安を払拭できると考えます。それが、合併校をスムーズにスタートさせ、経営の継続性につながることと考えますが、ご所見をお伺いいたします。
答弁者 安倍教育長
【執筆中にてしばらくおまちください。スミマセン・・・】