今日から”議会の主戦場”と位置づける委員会がはじまりました。
私の今年の所属委員会は「企画広報・文化観光委員会」。
1日目の今日は、企画広報部所管案件の質疑です。
6月補正予算も計上されていることもあり、
活発に質疑が展開されました。
私の質問は大きくは4問。
事前にかなり調査研究し、議論をして臨んでいるので
なかなか実のある、しかも本音をぶつけ合う良い議論ができたと思います。
4年間議員をやらせていただいて、結論として委員会質問は
日ごろの議員活動、政策立案活動の集大成の場でもあるので
ここで充実した質問が飛び交うことこそが、
地方議会の力量を問われることだと感じました。
ゆえに、今期は会派の政調会長職務をいただいていますので、
初めての本格議論に臨む1期生にも、事前にアドバイスをしました。
彼らもがんばって事前準備をしていたので良い質問をしてくれているのでは、
と期待しています。なので、またぜひ、私以外の県議の活躍状況も
チェックしてやってくださいね。
では、以下私の質問要旨です。
①知事戦略局のありかたについて
【質問目的】知事任期4年のちょうど折り返し地点。
川勝知事は今や一部で「総理候補」と名前があがり、
地方主権を自ら切り拓いてゆくことを実践している稀有のリーダー。
県民支持率も67%と非常に高い。この知事を支えるための
知事戦略局と「チーム川勝」のありかたを問うとともに
ブラッシュアップや意識改革するための提言。
・全国知事会対応と川勝イズムの発信。
・リーディングアドバイザー29名のさらなる活用。
・副知事、知事公室のさらなる活躍要請。
・経済界や民間各層との連携強化。
・”チーム川勝”のブラッシュアップとチーム力強化。
②自治体クラウドについて
【質問目的】民間では導入が進むクラウド。
この自治体版での実証実験が国の主導で全国にモデル地区が
指定され動き始めている。静岡県は参加してないが、
現状認識と今後の取り組みについて問う。
・他県の進捗状況
・災害時のデータ危機管理のための有用性
・教材等のクラウド化について
③物流戦略について
【質問目的】本年度中に策定予定の
「ふじのくに戦略物流ビジョン」の議論の過程において、
確認や議論が必要なことのチェックと指摘、
物流を静岡県の産業のひとつの柱とするための提言。
・荷主のダンピングをどう防ぐか
・トラック運送業における「燃料サーチャージ」の導入について
・港湾関係業務(利権)等の不透明さの解消について
・物流拠点のつくりかたについて
・3PLについて
・物流の地産地消について
・規制の強化と緩和について
④地域外交戦略について
【質問目的】地域外交は今後静岡県が地域主権を実現してゆく上で
どうしても必要な経済活性化のためのツールとなる。
かつて、明治維新の中心となった薩摩藩は琉球を通じた貿易で
外貨を稼ぎ、島津斉彬の集成館事業で外国の先進技術を集め研究した。
それが、維新を起こす原動力となった。
現在の維新の旗頭たらんとする静岡県においては、この地域外交が
大きな力となるし、せねばならない。
その大事業に取り組む意識を問い、創造的提案をする。
・地域外交のための県内、県庁内にある有用な「ツール」「カード」の
掘り出しと活用。そして創造。
・モンゴル外交について