本日の民主党代表選挙において、野田佳彦財務大臣が新代表に選出されました。
「期待したい!」
率直にそう思います。
現在の日本の閉塞感を打開するためには当然期待するしかありません。
演説のすべてを聴けたわけではありませんが、
『泥臭い政治になるかもしれませんが、安定感のある政治を一生懸命にやる』
という言葉がぐっときました。
『泥臭い』という言葉はイメージが悪く感じられるかもしれませんが、
政治とは元来『泥臭い』ものなのです。
政治は、人間の業、社会のすべてがはいってくるところ。
だからこそ”生活そのもの”でもあるのです。
キレイゴトを言っているだけではダメ、
現実を省みず理想のみを追い求めていてもダメ、
どれだけ多くの現実のつらさや怖さや恐怖、
苦しさの中にのたうちまわっているひとたちと一緒に
泥まみれになって、前へ進むことができるのか。
それができるトップを今の日本が求めているということだったと思います。
いっしょに泥だらけになるリーダーには信頼が集まり、
人心も安定するはずです。
「自分がそれをやるんだ」という強い決意。
それを彼は万感の思いを込めて伝えたかったのかもしれません。
これは、ぜひ期待しましょうよ!
野田さんは、大変失礼ながらビジュアル系の政治家ではありません。
54歳という年齢も、もう”若い”とはいえなくなりつつある年齢です。
いっとき日本を席捲した”政治にはビジュアルも大事だ”という声に従うなら
海江田さんや前原さんが強かったはず。・・・でも、野田さんが勝った。
これも、”フワフワした民主党”からの脱却の第一歩かもしれません。
そして、『ノーサイドにしましょう』という党内への呼びかけ。
これは、民主党員に限らず日本国民すべての願いのはずです。
「キチンと政治をやってください!」という。
この「期待」が、絶望に変わらないことを心より祈念して
今日のブログを”お開きにしたい”と思います。
”終わり”や”閉じる”ではなく、あくまで”お開きに”。
こんな日本の庶民のささやかな縁起かつぎも
とても大切にしたいくらいの、今日の「期待」です。