野田内閣の陣容が発表されて、
「派閥均衡人事」「不適材不適所」だという批判もありますが、
私はまずは合格ではないかと思っています。
大切なことは、
”一番やらなくてはならないこと””今やらねばならないこと”
に着手するために、その仕事をしやすい環境を整えることだと思います。
野田総理にとっては、まずは”身内”である民主党が一丸となること、
そして野党のみなさんとしっかり話し合いができる体制を構築することが
なにより大切なはずです。
能力のあるなしは「やってみなければわからない」部分もあり
以外に”専門外”と思われていた人が、新しい角度から切り込んで
改革ができたり、新しい活路を拓いたりということはよくあることです。
既成概念での批評もいいですが、まずは期待しましょうよ!
また、一部マスコミが”あら探し”をしはじめました。
それらは悪いことだったかもしれませんが、
今国家の命運がかかっているときに、”あら探し”や”重箱の隅つつき”は
いかがなものでしょうか。そんなことをしているとまた国の動きが止まります。
その報道をしたひとたちが、日本を今すぐよくできるならともかく、
そんなこと不可能なのに、目先の批判に走る。
これはジャーナリズムではないのではないでしょうか。
マスコミは大きな権力者です。
であれば、正確な報道とともに理念と理想と実現力を念頭において
報道をしていただきたいと強く思うのは私だけではないはずです。
アメリカでは、大統領が就任して100日は”ハネムーン”と称して
この手のゴシップ報道は控えます。
それは、悪いことであればいずれ露見し罰をうけることになる。
しかし、国民が選んだ大統領がまずその負託にこたえて
やるべきことをやらねばならぬ。そのために100日与える。
というようなことだと私は思っています。
でないと、一国の宰相はなにもできないまま次々変わり
(まさに今の日本がそうですが)首をとった者はうれしいでしょうが
そのしわ寄せはすべて弱者である国民にくるという、
亡国への道を確実に歩みます。
ゆえに、みなさん100日、100日間は期待してみませんか。
亡国の道にまたしても戻らないように。
未来のために、日本が一丸となって試練にぶつかってゆく。
それが、3:11の尊い犠牲者のみなさま、被災者のみなさまの
共通の願いでもあるはずです。