大村副知事帰任にあたって

総務省から静岡県に出向していただいている
大村副知事が今月末日で総務省に帰任されることが
火曜日の知事記者会見で発表されました。

川勝県政を本当に力強く支え、
『日本の理想郷ふじのくに』づくりの推進に
大きな力を発揮されてきただけに、
静岡県としても「痛い」「もったいない」惜しまれる帰任です。
今日までのご尽力に、こころからの御礼を申し上げたいと思います。
裏返せば、それだけのかたはどこでも必要とされ
即戦力としてご活躍できることは確実ですから
来月からの新天地での益々のご飛躍を願ってやみません。
また、何よりも大村副知事はこの静岡のご出身ですから
郷土の英才として、間違いなく日本を背負い、
ふるさとを背負っていただける、余人をもって変えられぬ人材です。
ご活躍を願ってやみません。

さて、人事にはさまざまな背景があるものだと思います。
どんなときも「注目のひと」が異動するときは
いろいろな憶測が飛び、さまざまな勝手なストーリーを
皆が作りたがるものですが、それはあまりいただけません。
大切なのはその渦中のひとに悪影響が及ぶことをを避けることと、
異動の影響で生ずる穴を皆でどう埋めてゆくかということです。

私たち県議会議員も県庁の職員のみなさまも
静岡県を良くするために使命感に燃えて立ち上がり選ばれたのだし、
職員のみなさまは望んで希望に燃えて公務員になったのですから、
その本分に沿ってしっかりと努めてゆくのみです。

「日本の理想郷ふじのくに」づくりはまだまだこれからです。
皆ができることをしっかりとやる、さらにはもうちょっとがんばる。
そんな気持ちを皆で持てば、明るい未来をつくってゆけると思っています。

今、みんなが意識しなければいけないのは、
もう日本にも静岡県にも時間も余裕もないということです。
日本の破綻は確実に近づいているという危機感を持たないといけません。
世界の破綻国家を見てみたらいい。
日本だって来年暴動が起きるかもしれませんよ。
いまは、民主党が悪い、いや自民党が原因をつくった、
誰が悪い、誰が気に入らないなんて言っているときではありませんし
静岡県に置き換えれば、我々だっていつまでも議員や公務員としての
立場があると思ったら大間違いです。
そんな「怒り」や「憎しみ」や「悲しみ」が渦巻く
絶望的な国や郷土にならないように、必死に考え挑戦しつづけることが
今、我々がやらなければならない仕事です。

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