国会では衆議院の解散が焦点になっていますが、
はっきり言って冷ややかな感覚でみています。
「解散をすると日本は良くなるのか?」
「民主党が政権を降りれば日本は良くなるのか?」
「維新の会やみんなの党が言っていることがすべてできるのか?」
・・・そんな疑問がふつふつとわいてきます。
このブログでも何度も触れてきたように、
現在の日本のおかれた状況は、国内外ともに複雑な状況で
総選挙といっても、かつて小泉純一郎総理がおこなった
”郵政民営化するか否か”のような1issue(ワン・イシュー)に
絞り込んで選挙をしたのでは、結局は同じことの繰り返しになるのでは、
と危惧をしています。
選挙だけに勝つことをめざすなら1issueでわかりやすさを出したほうが
よいのでしょうが、今回の選挙ではそんな単純で表層的な視点による
選択ではなく、大切なこの時期の国政を担いうる人材を
選んでいただかなければなりませんし、
それぞれの政党や政策集団は、その存立意義をかけて真剣に
財政から社会保障、産業構造、外交までトータル国家像を描いて
具現性も含めて、国民のみなさまに信を問うべきだと考えています。
そんな、議論が永田町でなされること、
またマスコミのみなさまが大局観を持って国民のみなさまに
わかりやすく情報をより多く伝えていただけることを願っています。
本当は、その基本的なことができるようになってから、
「解散」という言葉を発することが責任ある政治家のあるべき姿
ではないかと思いますが、どうやらそうではないようで・・・
永田町の動きを冷ややかに見つめつつ、
我々地方においてはせめて、
国ができない責任ある行動をお見せできるよう
努力精進を日々続けてゆくのみです。