毎年、富士山麓にある東富士演習場で開催される
陸上自衛隊の総合火力演習を視察させていただきました。
当然ながら実弾を使っての演習ですから、万が一の紛争の際に
使用されるであろう兵器と最前線に立たれるであろう精鋭の自衛官の
かたがたによる演習ですので、緊迫感に満ちたなかでの視察となりました。
最新兵器の威力と強烈な殺傷能力の高さに驚愕を覚えながらも、
その錬度の高さと、使命感みなぎる演習に、日本国の防衛のために
また世界の平和の維持のために、高い使命感をもって日々訓練に励まれる
自衛官のみなさまにあらためて心からの敬意と感謝を申し上げたいと思います。
訓練構成は2部形式になっていまして、前半は自衛隊の各種装備や
自衛官の戦闘能力、そして錬殿高さのお披露目的な要素でした。
各種砲撃において、目標に命中する寸前に『着弾ー、今!』
という着弾報告には、初めて聞いたことと、その正確さにびっくりしました。
また、後半は想定訓練形式で「島嶼部における敵の侵攻に対しての訓練」
という陸海空自衛隊の合同演習は、圧倒的な集中火力と戦時さながらの緊迫感で、
本当はあってはならないことですが、国家として時局的に必要かつ有意義な
展示訓練であったと感じています。
有事のあるなしにかかわらず、国家予算うちの巨費を投じている自衛隊ですし、
県内でおこなわれる大規模訓練ですので、一度視察はしたいと思っていただけに
とても有意義な視察となりました。
自衛隊のみなさまに、心からの敬意を表して報告を終わりたいと思います。