総選挙の結果を受けて諸外国の反応は様々です。
でも目立つのはアジア近隣諸国の日本の右傾化への懸念です。
確かに今までの安倍総裁の発言や、総理時代の言動からは
この懸念が生まれるのは自然の流れです。
考え方や教育されてきた歴史が違うことは明白で
まずはこの基本が違うことをしっかり認識した上で
相互理解をしてゆけるような手順を踏んでゆかないかぎり
近隣諸国との本当の意味での関係改善はあり得ません。
そこで大切になるのが、まずは日本人が正しい近現代史を学び直し、
なぜ近隣諸国が日本と異なる価値観を持つに至ったか、
そして歴史の積み上げのなかでどこでボタンの掛け違いがあったか、
ひとつひとつ丁寧に紐解いてゆくと、第3者に検証や判断を
していただくことになったときも、正しく歴史を理解できており
歴史に基づいて冷静な価値観や話し合いができるとしたら、
国際社会の日本への支持も自然に集まるはずです。
少なくとも今現在は、日本人は近現代史を知らなすぎる。
学校の授業でもなぜか一番大切な近現代史や現代史は
簡略化されすぎています。
これでは、自信をもって日本としてのたち位置や考え方を
打ち出せるはずはありません。
新政権がどのような外交方針を打ち出すかは
まだ明確ではありませんが、国民が皆で理解してゆけるように
ならないと日本にとって取り返しのつかないことになってしまいます。
感情論だけの外交や政治をやってはいけません。
近現代史をいまこそ勉強し直すときです。
そして議論をすべきです。