私の母校でもあり、こどもたちも通う地元の小学校が創立140周年を迎えました。
明治初期にお寺でスタートした古い歴史ある小学校です。
私が1年生のとき、ちょうど100周年記念式典でした。
校庭に人文字で「100」を描いて航空写真を撮った覚えがあります。
”あの時、なかなか飛行機がこなかったなあー”と思い出します。
それから40年。
あっという間だった気がしますし、今地域の大人として、また父親として、
記念式典に参列させていただくことには、感慨深いものがありました。
こどもたちの学習発表会もあり、とても温かみのある140周年記念式典になったと感じています。
実行委員会のみなさま、校長先生以下の教職員のみなさまには
こころからの感謝を申し上げたいと思います。
「浜松市立麁玉小学校」
「あらたましょうがっこう」と読みます。
「鹿」ではありませんので、よーく漢字をみてくださいね(笑)
「麁」です。でも正直出身者でないとこの字は読めませんねー(苦笑)
「麁玉」とは、「新玉」「荒玉」「粗玉」と近い意味があると思われ
『まだ磨かれていない無限の可能性を秘めた玉』
『まだ未完成で完成されていないが、十分な素質がある人』
という意味があると教えられてきました。
ゆえに、麁玉小学校の校訓は”あらたまを磨く”です。
こどもたちの育ちの場の小学校の校訓としては最高の校訓だと思っています。
こどもたちには、
今日の日を、そしてこの学び舎で過ごした小学校時代を、
きちんと心のアルバムに刻んで、次の世代にまた麁玉小学校のすがたを
伝えていってもらいたいなあ、と感じています。
「歴史」とは、
「整然とした年月のなかの確かな歩みをきちんと記録してゆく」ことだと思っています。
だとしたら、140年間のこの学び舎ですごしたこどもたちひとりひとりには、
「麁玉小学校の歴史」が刻まれているはずです。
もちろん卒業生の私たちも「歴史」であり、
今日の式典にでていたこどもたちもみんな「歴史」。
今も地域とのつながりが深い小学校です。
「地域と家庭と一体になれる小学校」
そんな麁玉小学校であり続けたいと念願しています。
これからもそんな麁玉小学校の「歴史」を
創ってゆきたい、守ってゆきたいと、
みんなで感じることができた一日となったと思います。