教育委員会制度改革のための法案が国会で審議中です。
また、その法案成立を見越して、新聞やテレビでは教育談議がかしましい限り。
静岡県は、国に先んじて教育委員会制度改革に着手したかっこうになっているので
全国の注目度も高く、地元紙をはじめ新聞各紙、ローカルテレビ各局などがそれぞれに
取材を進め、さまざまな切り口での報道がされています。
ただ注意しなければならないのは、
”誰かが悪い”というような、スケープゴードをつくるやりかたはいただけません。
これはどんな事象においても同じではありますが、特に教育問題については
誰しもなんらかの教育を受けたことがあり、そのときの経験則が自分のなかにあり、
それをもとに皆が”自分の正論”を持っています。
ゆえに、報道で一面だけ切り取って、善者と悪者に分けてしまうことは
必ずしも正しいとは言えないと思います。
また、「教育は一律」というわけにもいきません。
個人の個性や環境でも大きく変わりますし、先生や学校の体質によっても左右されます。
それらをよーく考えながら、自分の考えはあっても他人の考えも聞きながら
多角的に考えなければならないのが「教育問題」なのだと思います。
今後もそれをしっかりと肝において、教育問題に取り組んでゆきたいと思います。