浜北西高校の卒業式は今年も感動モノでした。
昨年の卒業式は、『・・・卒業式を閉会します』と、厳かな式典が終了したとたん、
3年生の担任、副担任の先生方が思い出いっぱい詰めた自作の歌を歌い始め・・・
卒業生たちは大泣き・・・。ほんとうに感動的な卒業式でした。
今年は・・・
『・・・卒業式を閉会します』のあとは、あっという間の感動をもらいました。
卒業生のどまんなかにいた女子生徒がやおら立ち上がり、
『卒業生起立っ!』
一斉に立ち上がる卒業生。
『回れー右!』
『せーのぉ』
「おとうさん、おかあさん、ありがとうございました!」
卒業生全員が叫ぶ。
『右向けー右!』
「先生、3年間ほんとうにありがとうございました!」
・・・泣かされてしまいました。
「ありがとう」は最高の言葉。
さらに、そのありがとうのなかでも一番なのはきっとこの言葉。
「おとうさん、おかあさん、ありがとう」
だと思います。なぜなら自分がこの世に生を受けたことが一番の感謝であるはずだから。
その言葉を選んだ、この卒業生たちは、きっと最高のやつらだ!
そう、思ったら涙をこらえられなくなりました。
その後も、退場するクラスごとに、
”31HR起立!”
”せーのー”
『○○先生、△△ありがとー。ぜったい忘れないよー!!』と、
思い出とお礼を先生方に思いっきり叫んで退場してゆく姿、
吹奏楽部の卒業生が演奏している在校生のところに駆け寄って、
双方泣いてしまっている姿、泣けてしまったのか後ろを振り向かず
高くかざした右手でバイバイ・・・。
感動のシーンが次々繰り広げられ、
私たち来賓席も涙、涙・・・。
私の隣にいらした中学の校長先生、教頭先生も涙ぐみながら、
『こんな良い高校の卒業式なんて初めてですね・・・浜北西って良い高校ですね』
『幸せな高校生活だったと実感できました。浜北西が良い育ちを与えてくれた』
・・・と、うれしい感想を口々におっしゃってくださいました。
教頭先生に今年昇任されたという先生は、
『今日の卒業式に出席できてよかったです。都合で欠席して私を代理にしてくれた校長に感謝したい』
とまでおっしゃっていただき、私もあらためて、ジーンときました。
高校生活というのはテストの成績や偏差値だけの評価じゃない。
まちがえなくかけがえのないモノがあるはず。
それを垣間見せてくれた浜北西高校に、こころからの感謝と敬意を表したいと思います。
浜北西高校。最高!
卒業生の一人として、誇りと感謝と敬意と親愛の想いをもって
ほんとうに良い高校だと感じています。
ありがとう浜北西高校。