2 県立森林公園の整備について
質問要旨
県立森林公園の整備については、多種多様なニーズに応えられる場所にすべきと考えます。
森林散策だけでなく、スポーツやトレーニング利用者との住み分けや、自然観察、体験プログラムの充実等のほか、
周囲の文化財をとりこむことによって、より県立森林公園の魅力を増大できると考えるからである。
県立森林公園のアカマツ林についても地元の方々の協力をいただき、植林整備計画を作成するのが良いと考える。
県西部エリアの滞在人口の増大のため、浜名湖を中心とした浜名湖観光圏を拡大し、
浜名湖から県立森林公園へという流れをつくり、構想を描いてゆくべきである。
これらを包括した県立森林公園の整備活用計画を盛り込んだ中長期計画とビジョンの策定をしてはどうか。
くらし環境部池谷部長答弁:
県立森林公園の整備についてお答えいたします。
県立森林公園は、前回の大規模改修工事から20年以上が経過し、施設の老朽化や松枯れ被害が進んでいることから、
まずは、利用者の安全を最優先して、来年度は、劣化の著しい施設の撤去等を行うこととしております。
また、公園の中長期的な展望を踏まえながら、具体的な整備計画を検討することとし、
昨年末から周辺の自治会、財産区、運営ボランティアの皆様などと意見交換を行い、松枯れ対策やアカマツ林の再生、
公園施設やアクセス等について様々な御意見や要望を頂いたところであります。
森林公園の置かれている状況につきましては、アウトドア志向、スポーツ志向など県民のニーズの変化に伴い利用形態が多様化していること、
新東名開通によるアクセスの向上や体験型など観光形態の変化、さらに浜名湖観光圏等による広域的な観光の取組などにより、
地域の貴重な観光資源としての役割が増大するなど、開園当時と比べ、大きく変化しております。
今後は、こうした環境変化を踏まえ、また施設運営者などの関係者や有識者等の意見も十分に伺いながら、
将来の公園の在り方を検討した上で、具体の整備計画を策定し、多くの皆様に楽しんでいただける、魅力ある公園の整備に努めてまいります。