9月議会一般質問①「2017年大河ドラマ井伊直虎決定を受けての提案」

本日、本会議質問をいたしました。
実はうかつにも風邪気味で、体調最悪でしたが、
しっかり準備してきたので、それぞれ肉厚の提案型ですので、
はたして質疑はかみあったのか否か・・・。
それは読んでいただいてのお楽しみです!

長文になりますが、質問要旨と答弁概要をご報告させていただきます。

1 2017年大河ドラマ「おんな城主直虎」決定を受けての提案について

質問要旨: 2017年の大河ドラマは、女性でありながら戦国動乱期の井伊家の当主として家を守り、
そして徳川四天王と称された井伊直政を育て上げた井伊直虎が主人公となることが発表された。
今年の徳川家康公400年祭に続く、「徳川関連モノ」として、文化観光面でのセールス機会として、
絶好のチャンスをいただいたと言える。
ではどうやってこのチャンスを活かすのかについて、多面的な提案をしたい。
 第1に大河ドラマパビリオンの設置、第2に交通事業者との連携による観光ラッピング列車の運行、
第3に湖北五山等の浜名湖の様々な観光資源とのコラボレーション、
第4に大河ドラマ主演女優の柴咲コウさんの観光大使等への起用などである。
 また、個々の作業に入る前にやらねばならないことは、静岡県がリーダーシップをとって、
浜松市はもちろん、経財界や観光協会、NHK、JR、ネクスコ、FDA等を巻き込んで
「チーム直虎」を作ることであり、県は地域と連携して私の提案を含め、
このようなスケールの大きな構想力を持つべきと考えるが、覚悟と用意の程を伺う。

答弁内容: 川勝知事
阿部卓也君にお答えします。まずはお風邪をどうぞお大事に。
2017年大河ドラマ「おんな城主 直虎」決定を受けての御提案についてであります。 
御提案、構想力豊かで、様々な夢のある提案をいただきまして、感銘いたしました。
 浜松を舞台とした大河ドラマが決定いたしまして、誠にめでたく、御同慶の至りであります。
これは、10年前に、引佐が浜松に合併されるということになって、
その引佐のアイデンティティをきっちり整理しておこうということから、
小和田哲男先生と井伊家と関わる公刊な歴史資料に基づき、御提案をされたのが10年前。
そして、それ以降、ほぼ忘れられていたことだったからです。
それだけに、井伊家の菩提寺、龍潭寺を始め、武藤住職さん、前の住職さんを始め、
関係の皆様に心からお祝い申し上げたいと存じます。
また、前住職の武藤さんにとっても、寝耳に水だったみたいですね。本当にいい朗報が届きました。
 さて、大河ドラマは、1年間に及ぶ放映期間中、舞台となった地域が、登場人物、
あるいは歴史的背景などと共に繰り返し映し出されますので、視聴者の関心を高めまして、
当地を訪れて、歴史をたどる旅へ誘うそういう効果が非常に大きいと知られています。
そのため、主人公ゆかりの地では、これを観光誘客の絶好の機会と捉え、
放映開始前から観光PRをまたどこででも大々的に行われてまいりました。
 先ほど例にあげられました、2010年放映の「龍馬伝」の舞台、高知県では、
対前年宿泊客数は19%増、日帰り客数は29%増となって、
日本銀行高知支店は経済波及効果を約535億円と試算しておられます。
また、同時期に開催された「土佐・龍馬であい博」には、
当初予想の65万人を大きく上回る92万人が訪れるなど、龍馬伝の大きな効果が確認できております。
 地元浜松では、直虎ゆかりの皆様や、行政、商工団体、観光関係団体などが、
観光誘客を目的に協議会組織を立ち上げに向け、既に検討を進められていると聞き及んでおります。
昨日、前住職武藤さんを始め関係者が全員、来られまして、その意気込みを感じたところでございます。
 私どもといたしましても、NHKをはじめ交通事業者や旅行会社も巻き込みながら、
地元での盛り上げを積極的に後押ししてまいりたいと思っております。
 また、とりわけ阿部議員が御提案されました、様々な御提言ですね。
パビリオンの設置、あるいは天浜線ほかの観光列車等を利用した宣伝、
浜名湖の様々な観光資源との連携、主人公の観光大使への起用について、
どれも私は効果的な取組だと受け止めました。
今後、実施に向けまして、関係者に働き掛けていくとともに、地元の様々な活動を支援するなど、
美しい自然と温泉、多彩な食、そして歴史ロマンあふれる浜名湖圏域の観光振興に
邁進したいと思っているわけです。
 議員御指摘、御案内のように、その昔、「花の生涯」から始まりました大河ドラマですけれども、
これまあ井伊大老ですけれども、段々とこう傾向が変わりまして、女性が主人公というように
なりつつあります。女性が必ず大きな役割を果たすようなものに変わってきているわけです。
今度の大河ドラマは脚本も女性、制作のチーフプロデューサーも女性、主人公も女性ということでございます。
 そこで私、関係者の方々と昨日午前中、話していた時に思ったのですが、
そういえば女性だけで作るかっこいい劇団集団があると。宝塚です。
 それで宝塚の男役スターが最高なんですね。私は静岡県知事を預かりましてからは、
静岡県御出身の宝塚の生徒さん、ずっと応援してきました。浜松の天玲美音さん。
雙葉中学御出身の明日海りおさんは、なんと昨年、花組のトップになった訳ですね。初めてのことです。
そこにお披露目に浜松の春野町にゆかりがございますので、浜松の康友市長さん、
田辺市長さん、それから後藤さんを含めてですね、お披露目公演にお誘いして、お見せしたのですけれども、
彼らもその面白さに目を見張られたと思います。
私は大河ドラマで成功すると、宝塚で、はやらせることができると考えています。
私は過去15年間、宝塚歌劇団の放送審議委員会の委員をしておりまして、
亡くなられた小林公平さんや現在の小林公一さん始め、関係者をよく知っていますので、
これをそういう形で、女性にもつないでいきたいと思っております。
 同時にやはり井伊家、井伊家ゆかりの元々は今川でしたね。
それが後に徳川の四天王の一人になる訳ですけれども、そういう地元を通して、戦国時代を知る。
地元を通して、400年大の歴史についての眼を開いていくということで、学習効果も大きいので、
地元のお寺の方々はゆかりの地域を大切に保存され、また我々の方も、そうしたものを保存することを通して、
地元の場の力の魅力を更に上げていくというふうにもしたいので、学際的、総合的、国際的にもできれば、
これをアピールしていきたいとそういうふうに考えておりまして、そういう覚悟を持っていることを
御披露申し上げまして、答弁といたします。
 以上であります。

1 2017年大河ドラマ「おんな城主直虎」決定を受けての提案について【再質問】
答弁者 : 文化・観光部長
質問要旨: 第1に、「チーム直虎」組織の確立が重要であり、県がやるべきと考えている。県として、ヘッドクウォーターをやっていく覚悟があるか。 
 第2に、拠点がないと、観光客は漂流してしまう。徳川四百年祭では拠点となるところがなく、そのような印象があり残念である。この拠点を定めるべきと考えるがいかがか、再度伺う。
 第3に、浜名湖観光圏の組織を独立させ、「チーム直虎」の下部組織とすることで、大河ドラマの終了後も浜名湖の魅力を継続できると考えるがいかがか、再度伺う。以上3点の答弁を求める。
 1つ要望として、知事は女性の時代と言うが、当ドラマの主人公は女性であり、静岡県の女性が現代の直虎を生むというようなことが年間を通してできるような施策を考えてもらいたい。
答弁内容: 「おんな城主 直虎」の再質問について、お答えいたします。
まず、チーム直虎の組織の確立ということで、県がやるべきとの御質問ですけれども、今、浜松市の方で、関係の観光協会、あるいはホテル旅館、旅行業、商工会議所、金融機関とオール浜松で構成する推進組織を立ち上げることでお話を聞いております。私どもも連携して対応していくということで、よく話をしながら、どういう形がいいかということを、考えていきたいと思っております。
 拠点ということの御質問でございますけれども、確かに観光客の方が、訪れた場合にどこか目印となるものがあるということは、確かにいいことだと思いますけれども、そのあり方についても、これもまた地元とよく相談させていただきたいと思っております。
 あと、浜名湖観光圏でございますけれども、現在、観光圏につきましては、浜松市、あるいは湖西市ということで、組織を作っておるということで、特に新観光圏に今回再認定されまして、外国人旅行客の更なる誘致ということで取組んでいる組織でございますので、そういう組織をこれの下部組織ということにというのは少しどうかなという点もございますので、それもよく検討させてもらいたいと思います。
 以上でございます。

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