5 新規就農者や若手農家への支援策について
質問要旨:
新規就農者が農業参入するに当たっては初期投資の軽減が重要である。
そこで、使わなくなった農機具や農業用ハウスなどを有効に活用するための
「農機具バンク」の設立を提案する。
また若手の新規就農者が地域に定着していくためには、
生涯のパートナーを見つけることが大切であるので、
静岡県の農家の嫁になりたいと希望する女性を全国から募集する婚活を手伝い、
出会いの場を創出することを提案する。
さらに、農業に関する様々な悩みをワンストップで受け付ける窓口を
農林事務所に設置することを提案する。
以上のように、新規就農者や若手農家への支援については、様々な視点からの支援が必要だと思うが、県の所見を伺う。
答弁者 経済産業部長
答弁内容:
新規就農者や若手農家への支援策についてお答えいたします。
平成26年度の県内での新規就農者334人のうち、
非農家の出身で農業経営を開始した人は80人となっており、
浜松市では、32人が玉ねぎやみかん、いちごなどの生産を始めております。
こうした非農家出身者は、農業を始めるに当たり、
地域の事情に詳しい研修先農家を通じて、中古の農機具やパイプハウスを求めることが
多いことから、まず、先進農家で実践研修を実施している浜松市や伊豆の国市において、
中古の農業用機械の情報を集約し、新規就農者に提供する仕組みを市町や農協と連携して
構築してまいります。
若手農業者の婚活では、35歳未満の農業者44人が組織する
「静岡県農業青年クラブ」は、来月、一般女性と若手農業者の婚活イベントを島田市で
行うこととしており、県は、バスのテロップ広告など県の広報媒体を用いた
参加者募集の支援などを行ってまいります。
また、各農林事務所には、新規就農をはじめ、農業経営に関する相談に
ワンストップで対応する窓口を設置しており、新規就農相談は、
昨年度226件受け付けております。今後は、窓口の一層の利用促進のため、
SNSを活用するなど若手農業者向けの情報発信に努めるとともに、
職員が現地に赴き、新規就農者の課題の把握とその解決の支援に取り組んでまいります。
5 新規就農者や若手農家への支援策について 【再質問】
質問要旨:
婚活は、専門の業者等々とコラボレーションすることが近道と思うが、県の考えを伺う。
答弁要旨:
若手農業者の婚活の再質問についてお答えします。
静岡県農業青年クラブという若手農業者自らで作った組織が主体的に婚活のイベントに
取り組んで行くという状況にあるというふうに認識しております。
こういう形で、若手農業者の方々が自主的に創意と工夫で、そういうイベントを企画して、
実際に伴侶を見つけていくということが、非常に重要だと思っています。
県としては、この若手静岡県農業青年クラブの主体的な活動について、
今後とも、必要な支援をしてまいりたいと思います。