熊本での地震はいまだ続いていて心配です。
被災されたみなさまには、心よりお見舞いを申し上げます。
全国で”熊本・大分に支援を”という声があがり、
中学校などでも生徒たちの自主的な支援の動きなどがあって
本当に心強い限りですが、その”気持ち”と、
現地の受け入れの体制とのズレがどうしても生じてしまっています。
静岡県は「防災先進県」として危機管理部を全国に先駆けて設置し
日頃から専門的なシュミレーションや準備を繰り返してきましたが、
今回も熊本県との防災協定に基づき、
最初の前震が発生したのは14日ですが、翌15日には現地に
速攻で先遣隊を送り、ある程度独自で情報収集を行い、
必要な支援方法や必要な物資の調達について
熊本県とも連携をして今日まで活動を続けてきています。
また、県警や消防、医療関係者などもかなり早期に現地に入り
行方不明者の発見や救出等に多大なご尽力をいただきましたことは
すでに各種報道でもご存知頂いている通りです。
(警察の広域緊急救援隊はすでに任務解除されました)
また、19日付で静岡県は熊本市、益城町に隣接する嘉島町の
支援の担当となり(これは、被災地での支援体制のばらつきが
ないよう担当箇所が全国知事会で割り振られることによって決まります。
東日本大震災時も同様でした)嘉島町に県職員10名が支援のため
派遣されています。
静岡県としては今後の支援は、
この嘉島町を中心としたものになると思います。
さて、こうした対応が進んでいますが、
みなさまにぜひ知っておいていただきたいのが「防災士」の存在です。
「防災士」とは、平成15年の起きた阪神・淡路大震災の教訓として、
”大災害時は行政や公共機関だけの救援体制だけではとても手が回らない”
という痛い教訓を忘れないために、民間主導で立ち上げられたもので、
防災、減災、救援などの基礎知識を備えた人災を養成しようと
制度化・資格化されたものですが、基本は”公助”の前に
”自助””共助””協働”という災害時の対応を平素から
より多くの地域や人たちに伝えてゆくことが大きな存在意義です。
現在、全国で109093人(平成28年3月現在)うち静岡県には3133人
(全国11位)の防災士のかたがいらっしゃいますが、
その存在や活動はまだまだ知られていないのが現状です。
本当は、12月の地域防災訓練などでは
自治会町内会任せの防災訓練ではなく、地域の人材としての
防災士のみなさんを大いに活用していただいて
より実践的な訓練と、地域の危険度の認識をしていただくと
いいのですが、なかなかまだまだ理解不足で
浸透しているとは言えない現状です。
これ『宝の持ち腐れ』状態でもあるので、ぜひこの機会に
地域の防災士のみなさまにさまざまな形でご協力を仰いで、
ひとりでも多くのみなさまに防災知識を
身に着けていただければと思います。
・・・そんなことを平素から言い続けている私ですが、
忙しさにかまけ、恥ずかしながら自分自身は防災士資格を
取っていません・・・。
それを見かねたのか、いいえ彼女自身の意思と資質だと思いますが
ウチの事務所のスタッフさんが自主的にこの「防災士」資格を
なんと習得していただいたのです!
普段から私が政治活動を存分にできるのも実は彼女のおかげですが、
さらに、昨年はこうして防災士資格まで習得していただけるなんて、
ほんとうにこころからの敬意と感謝を申し上げたいと思います。
しかも、この4月からは浜北区初の女性消防団員を拝命!!
もはや、”尊敬”以外のなにものでもありません。
・・・というわけで、
うちの事務所には専門家がいますので、
ぜひ遠慮なく今後の防災対策等、ご相談いただければ幸いです!
私もほんとに身近にいてくださる防災士の教えに従って、
できるだけ正確な情報発信に努めて参ります。