「浜松河川道路工事事務所」というところがあります。
これは国土交通省の出先事務所で略して「浜工」と呼ばれています。
今日は、同僚新人県議を誘って「表敬挨拶」ならびに
「勉強」に行ってきました。

「浜工」の仕事の内容は、
国土交通省が直接管理および事業をおこなう
「天竜川」「菊川」のこと、「直轄国道１号線」のこと、
そして「三遠南信自動車道」となります。

「天竜川」については、現在「ダム再編事業」という
大プロジェクトが進行中で、中田島砂丘の”激ヤセ”対策の
特効薬でもあるはずのこのプロジェクトには衆目が集まっています。

また、その名のとおり、「三河」「遠州」「南信濃」を結ぶ
高規格道路「三遠南信道」の進捗状況も第２東名の開通とも
リンクして浜松および、沿線地域の将来を左右する大事業だけに
注目されています。

この２つは、実は私が１５年仕えてきた熊谷　弘先生の
発案であり、悲願でもあった事業で、私も当時最前線で
国土交通省のみなさまとこのそれぞれの事業にかかわらせて
いただいた経緯のある、「思い入れ強い」事業でもあります。
２年前、国政に挑戦したのも、
これらの大事業を志半ばであきらめざるえなかった
熊谷先生の意志を完遂したい、浜松地域の河川・海岸の環境の復元と、
山間部の皆さんの暮らしを守り、ひいては三遠南信の発展を生みたい、
そんな強い想いがあったことも大きな要因でした。

そんな事業の概要をあらためて確認することができて、
順調な進捗状況の確認もできて、今日は本当に勉強になりました。

「国土の保全と開発」というのは、本当に微妙なバランスの上に
あるものであって、このバランスが崩れると取り返しのつかないことに
なってしまいます。
　だからこそ、「ここは県の所管じゃないから」ではなくて、
こうして全体像をつかんで、国と県、そして市町村の連携のもと、
「健全な国土づくり」をしてゆかなければならないと
再認識した今日の勉強会となりました。