祖父が亡くなってはじめての盆を迎えます。
遠州地方では、このはじめてのお盆を「初盆」と呼び
無形文化財「遠州大念仏」を呼んで、仏前に奉納する
しきたりがあります。
また、「盆義理」といって、初盆のお宅にお線香を
あげに行くという、お世話になっているかたへの義理返し
というしきたりもあります。
本当のハナシで、「盆義理渋滞」というのがあって、
車に乗っているのはみな喪服姿だということもよくあります。
そのくらい、しっかりとこの「盆義理」の風習というものが
受け継がれているのです。
さて、うちの初盆は3つの念仏をお願いして
おかげさまでにぎやかに祖父をおくってやれます。
生前は本当によく仕事をした祖父だったので、
そのぶんきちんとやってやらなくては、と思い切って
お願いしました。
今日は親戚隣家のみなさんのお手伝いをいただいて
無事終了しましたが、あすは台風の影響の雨風が心配です。
亡き祖父やご先祖さまが喜ばれるようなお盆になりますように
切に願っています。