静岡文化芸術大学にて。

今日は感性を大いに刺激されるコトがありました。

静岡文化芸術大学。
この大学は、静岡県と浜松市と地元経済界が共同で立ち上げ、
運営をするという「公設民営方式」のユニークな形態の大学です。
理事長は石川嘉延静岡県知事、初代学長は故木村尚三郎先生です。
現在は2代目学長として川勝平太先生が務めておられます。

浜松は”ものづくりのまち”であり、”創造力のまち”でもあります。
それはテレビの発明者高柳健次郎博士にはじまり、豊田佐吉氏、
本田宗一郎氏の出身地であり創業の地でもあり、
そしてピアノのヤマハ、カワイ、軽自動車のスズキなど
偉大な先人や日本の一流企業群がそれを雄弁に物語ります。

そんな風土にあるこの大学に、今日は用事があって立ち寄りました。
今日は、かなりタイトな日程だったので、即立ち去る予定でしたが
ロビーに展示されていた「2007年度デザイン学部 卒業制作展」に
ふと立ち止まってしまいました。
家具、おもちゃ、アニメーション、空間造形など、
新鮮な感性を強く感じられる展示が多く、
ためらうことなく瞬間的に「昼ごはん抜きにして、ここを見よう」と
インスピレーションが走り、30分の時間をつくりだしました。

特に、空間造形は独創的なものが多く、テーマやコンセプトも
鋭いものが多く、大いに感性を刺激されました。
実際の自分にゆかりのある土地なのでしょうが、
その生活空間の描き方は、
ただ大学生(失礼)の空想の域を超えており、
「これ実際できるんじゃないのか!?」
「土地政策の新しい切り口だ!」
というような斬新かつ現実的なものもあり、
感性を刺激されただけではなく、
政策的な切り口からも大いに勉強させていただきました。

家具も、独創的なアイディアで
「これ特許出願したほうがいいゾ」というような、
自分自身が「即購入したい!」と、いうような家具もあり
彼らの感性と創造力には脱帽しました。
この彼らの才能がこれから埋もれていくことがないように、
また存分に発揮できるフィールドで活躍してくれるように
願わずにはいられません。
また、そんな環境をつくってゆくお手伝いを微力ながら
してゆかねば、とも感じた今日の「充実の30分」でした。
昼ごはんだけでなく3食くらいは抜く価値は十分にありました(笑)

ぜひお近くのみなさんは、
3月2日まで開催している
この静岡文化芸術大学デザイン学部
「2007年度 卒業研究・制作展」をごらんになられることを
オススメします。
10時から19時まで空いているようですので
会社や学校帰りにでも立ち寄られたらいかがでしょうか。

”豊かな感性の海”に心地よく漂えることを保障いたします!
また、思わぬところに企画の大ヒントが眠っているかもしれませんヨ。

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