北京五輪選考会を兼ねた名古屋国際女子マラソンで、
高橋尚子選手が残念ながら27位と惨敗しました。
報道によると、
ゴール直後笑顔で「これが今の私の実力です」と話し、
その後のインタビューでは、
昨年足の手術をしたことがあったり、調整不足があったりと
負けるべくして負けてしまったようで、
さぞ重圧に苦しんだのだろうと、彼女の苦労が痛いほどわかりました。
また、悲痛な顔で
「即引退などといわないでください。まだやりたいことがありますから」
と話していたことが、私には強く胸を刺す言葉でした。
私は、スポーツの原点は「楽しむこと」だと考えています。
上手い下手、速い遅いなどは関係なく、
本質は「好きか好きじゃないか」なんだと思っています。
高橋尚子さんは、本当に走ることが好きな人なんだと思います。
今日のレースまでは、”日本と代表する”という前置詞がついて
アスリートとして重圧と戦ってきたんだと痛切に感じています。
今日の敗戦で、彼女はのしかかるような思い蓋がとれて
そのスポーツの”本質”に戻れ、また以前のような自由で快活な
走りを取り戻してくれるのではないのかな、と感じました。
本当にご苦労さまでした!
これからは競技を思いっきり楽しんでください!!
と、言ってあげたいですね。