今週月曜日からの5日間におよぶ
鹿児島視察から帰静しました。
今回は3つの大きなテーマがあり、
①静岡空港への鹿児島便就航実現のための
ニーズおよびさまざまな可能性調査
②静岡県の抱える2つの世界遺産登録をめざす地域である
「富士山(文化遺産)」「南アルプス(自然遺産)」の
今後活動展開のための先進地調査
③いまや次代の基幹産業と目される「観光産業」における
鹿児島県の取り組みの調査
これらをハードな日程で調査をしてまいりました。
最初の目的地は屋久島。
予想以上の圧倒的な大自然と自然調和型の観光のありかたは、
現地に行かなければわからない学びでした。
丸一日がかりの10時間22キロの登山や、
県主導で建設運営しているビジターセンターなど
日本で最初の世界遺産登録地だということを実感しました。
鹿児島県議団の観光産業振興議員連盟のみなさんが
多数同行していただき、多くの意見交換ができたことは
視察の内容を非常に濃くすることができました。
次は種子島。
種子島には「鉄砲伝来の地」というだけではなく、
「日本最初の稲作の地」や古代からの史跡が多く、
また「種子島宇宙センター」というロケットの打ち上げ基地が
あることはご承知のとおりで、「学習観光の島」としての
ありかたを学びました。
また、静岡県からの移住者が始めた茶業も盛んで
ちょうど一番茶の摘み取りのシーズンで、静岡県とはまた
ちがった茶工場や茶畑も視察することができました。
そして鹿児島。
県庁にてじっくりと県当局と鹿児島便就航に向けての
課題や可能性をさぐる議論をすることができ、
また、「ガンバル意味」をめぐってこどもたちが
自らの葛藤に立ち向かい、友情や家族の絆を確認してゆく
映画「チェスト」についての教育的観点からの議論、
(この映画は鹿児島県や鹿児島市、鹿屋市が後援し、
文部科学省が選定した映画。現在公開中)
そして、鹿児島県議会が意欲的に取り組んでいる
「議会による政策提言・政策条例への取り組み」のことに
ついてもしっかりと勉強することができました。
いくつかは、即応用型で取り組んでゆくことや提案してゆく
ものにしてゆけそうで、この視察の成果は、
まちがいなく静岡県に反映できると確信しています。
乞うご期待、です!
しかし、鹿児島県というところは、
やはり”維新のDNA”というか、
”変革への炎”が消えていません。
県議団しかり。
党派や年齢など関係なく、
私の持論である「維新は地方から発す」の
想いそのままの議論を口角泡を飛ばして
交わしてきました。
ゆきついた結論は、
やはりこれからは「国VS地方」。
「中央の連中にはまかしちゃおけん」
ということです。
また、映画「チェスト」からうかがい知るように
”教育への情熱”つまりは”人材育成”についての
力のいれかたはかなりのものです。
平成は「静鹿同盟」で変える!?(笑)
そんな掛け声はともかく、
ほんとうに我々が実践的に動いていかなければいけない、
今の日本の閉塞状況です。
今回の視察もしっかり活かして、活動を続けます!
追伸
いま鹿児島県のキャチフレーズは
「鹿児島はアツアツなの」だそうな(笑)
篤姫の「アツ」にはじまり、
温泉がアツい、歴史がアツい、グルメがアツい、
自然がアツい、・・・だそうな。
観光キャンペーン上手ですねー
地元出身の小西真奈美起用の「黒豚横丁」にしろ。
静岡県も見習うようにしなきゃ、ですね。
・・・ガンバリます。