今日から6月議会の本格論戦がはじまりました。
議会は「言論の府」です。
本当に議会会期が始まると、語弊はあるかもしれませんが
”ホント楽しい”です。
日頃の政務調査活動、政治活動の成果を議論しあう場であり、
同僚議員のみなさん、県職員のみなさんとの切磋琢磨の場でも
あるので、議員としての本分がここにあるのだから
当たり前といえば当たり前ですが・・・
さて、さっそく
自民党の豊岡議員の代表質問に答えた石川知事の答弁に
興味深い答弁がありましたので、私が聞き取って理解した
範囲でのご報告をしておきます。
「地方財政と消費税のありかた」を問われて
石川知事は大答弁を展開されたのですが、
かいつまんで報告すると・・・
・このままの全国の地方財政のカタチだと推計によると
平成23年には、起債や基金などあらゆる財政出動をしても
財政はマイナスに落ち込み破綻する地方自治体が続出する。
・静岡県も含めて、地方は行革の努力をしてきたが
このままだと「大幅カット断行」するか、
「サービスを止める」しかない。
・すると増税は必至。一番格差の少ない「消費税」を軸に考える
しかないのだが、導入の時期については十分な議論が必要。
・増税するためには、景気を浮揚させなければならない。
・景気浮揚策としては内需拡大し、国全体の経済成長を図るしかない。
・内需拡大の具体策は「医療費」と「教育費」だ。
現在このふたつは抑制される方向であるが、私は逆だと思う。
・昨今の国の論議は混乱をしている。いまこそ地方が自ら
自らの生きる道を切り拓かなければならない。
以上を来月、知事会副会長として知事会において問題提起し
議論を深め、国民にアピールしたい。
という、
非常に“挑戦的な所見と決意”でありました。
私が、完全に理解しきれておらず、実はもっと安全策で、
“挑戦的”という表現に間違いがあるかもしれませんが、
興味深い答弁でありましたので、早速ご報告しておきます。
これは、今後真意を確認しつつも、
知事会で激論がなされ、全国で本当の意味での
「地方のありかた」「地方財政のありかた」への議論につながり
「地方主権」へのムーブメントになるといいなあ、
と期待を込めて今後の成り行きを見守って
(参加できるものならバンバン参加して)ゆきたいと思っています。