静岡県が昨年から取り組んでいる特色ある教育に
「キャリア教育」があります。
現在県内3校(熱海高校、浜北西高校、湖西高校)が
モデル校としてこのプロジェクトに取り組んでいます。
では「キャリア教育」とはなにか?
高校生に社会にでるということはどんなことなのか、
働くということはどんなことなのか、
自分を養育してくれる親の存在と「親子」とはなんなのか、
それらを見聞きし、実際自分も体験してみる。
それによって、高校生のうちに労働に対する価値観や
大人(社会人)としての責任感や
親になるということがどんなことなのか、
そんな自分自身の「将来」をはぐくんでもらいたいという
プロジェクトです。
まだ、全国での実践例も少なく、試行錯誤のなかでの
取り組みなので、3校がそれぞれ工夫をしている最中ですが、
3校とも視察に行かせていただきましたが
それぞれ手法は違えど、とても良い方向に向いていることだけは
確かだと感じています。
さて、今日はそのうちの1校浜北西高にて
1、2年生の夏休み中の取り組みの発表会があるということで
県の教育委員会の担当者、産業部雇用推進室長、そして、
静岡県経営者協会の専務理事さんにもおいでいただいて
生徒たちの「キャリア教育」の実践ぶりを聞きにいってきました。
最初にお断り申し上げておきますが
浜北西高校は私の母校ではありますが、
あくまで客観的にこの「キャリア教育」という
プロジェクトによって、静岡県全体の高校教育の向上、
豊かな人間性をもったひとづくりの実現を、
めざしてゆきますので
えこひいきなしで、客観的にとらえたことを
ご報告させていただきます。
浜北西高校は以前から「面倒見の良い進路指導」には定評があり、
それを基礎にした「キャリア教育」に取り組んでいます。
大きくわけて次の4つと具体的にそれぞれ2つの
資質と能力向上に取り組んでいます。
「人間関係形成能力」①自他の理解能力
②コミニュニケーション能力
「情報活用能力」①情報収集・探索能力
②職業理解能力
「将来設計能力」①役割把握・認識能力
②計画実行能力
「意思決定能力」①選択能力
②課題解決能力
それらを具現化するプログラムも
1年次から3年次までの積み上げがよくできているように感じます。
・・報告はかなり長くなりそうですので
申し訳ありませんが本日はここまでとさせていただきます。
次回につづく