このところ毎日のニュースが様々な流れをつくっていて
”世の潮流”の見ごたえ、読み応えがある毎日ですね。
この際、現在の私見をまとめておこうと思いますが、
まずは総選挙。
「10月3日解散、14日告示、26日投票」
が濃厚と私は感じています。
昨日民主党サイドが、日程の引き伸ばしをしないことを条件に
予算委員会の開催(10月6日~9日)を提案し、
その後解散を”話し合いによりしようよ”ともちかけましたが、
これには自民党・公明党は乗れないでしょう。
まず、矢野喚問のことや、くすぶったままの太田農水大臣や
麻生新総裁予定者の失言などなど、与党にとっては
あまりありがたくない内容が持ち出されるであろうこと、
そして、リーマンブラザーズの破綻によって、リーマンの
日本法人が引き受けることになっていた国債が引き受け不能と
なり、1287億もの国債の発行ができなくなり、
補正予算を組むためのさらなる国債の発行も
厳しい状況に陥っていることなどを考えると、
与党にとって国会の引き伸ばしは得策ではないでしょうから。
もしくは、”大どんでん返し”で、
「総選挙は来年の任期末までやらない」か、です。
これは、今回の総選挙時期を決めるのには、公明党の意向が
強く働いていて、公明党としては、
第1優先とする東京都議選(7月)に影響のないこの秋か、
(なぜ第1優先かというと、創価学会の宗教法人登録その他諸々が
東京都であるため、公明党にとっては死活問題なのです)
都議選終了後の来年晩夏から初秋しか選択肢がないわけで、
今回、自民党の新総裁が選出後もあまりに浮揚しない支持率や
選挙をおこなうには厳しい条件がそろったときには、
思い切って、「いま選挙はやらない」という選択もアリなのかな、
と私は思っています。
”世の潮流”には、当然ながら世界の動きが絡んできます。
リーマンの破綻に発する金融不安はいつ市場の”大崩落”
(暴落ではなく、ドスンと底が抜けるようなイメージです)
を起すかもしれませんし、11月4日に決まるアメリカの
新しい大統領がどちらかによっても、大きく世界の政策の
方向性が違います。
毎日のニュースから目が離せませんね。
以上「私見」を申し述べておきます。
ただ、ひとつ自戒の念を込めておことわりしておきます。
私は「評論家」ではなく「政治家」です。
予想や評論はたやすいことですが、現実はそうは簡単ではありません。
ゆえに、この先必要な政策、あるべき政治体制のために
地方の現場からしっかりと頑張ってゆきます。
その考えに基づいて、
まずは、総選挙と完全にラップしてしまうであろう
県議会9月議会(9月24日~10月16日)をしっかりと
内容の濃い議論で務めたうえで、総選挙を戦いますが、
今回の総選挙は、閉塞感だけになってしまった日本の構造を打破する
ためには、民主党政権が誕生しない限り未来はないと感じています。
しっかり地域と静岡県の未来、そして「閉塞感の壁を破る」ために
民主党のために頑張ってゆきたいと思っていますので、
みなさまなにとぞよろしくご指導ご鞭撻、ご支援のほど
よろしくおねがい申し上げます。