先週木曜日に、静岡県議会臨時会が召集され
静岡空港の暫定開港のための補正予算審議がおこなわれ
補正予算1億1千万が可決されたことはご承知のことと思います。
私自身も、所属する総務委員会での審議を経て、
問題を深く掘り下げる企画空港委員会の審議を傍聴して、
本会議での採決に臨んだのですが、
我々の会派「平成21」を代表して賛成討論をおこなった
高田泰久議員の討論内容が「まるで反対討論だ」と
新聞報道されたほど、苦渋の思いで採決賛成に回りました。
理由はただひとつ。
「危機管理」です。
ここまでの経緯には、
まだまだ究明しなければならないことも多く、
地権者、関係者のみなさんとも立ち木の伐採に向けての
交渉をしてゆかなければならないのですが、
地権者から空港開港に向けての確実な協力表明がないまま
これ以上の空港開港を遅らせて、航空会社等々関係各方面に
ご迷惑を掛けてしまうわけにもいかず、
あくまで「危機管理」として、この補正予算の賛成に回りました。
大切なのは、ここからの交渉です。
残念ながら、空港を2200Mに短縮する為の工事は発注されて
しましましたが、こうなったら1日でも早く、
地権者さんにご納得いただいて、立ち木の伐採をお願いし、
工事を途中でも中止し、県費の投入を最小限に抑えてゆくこと。
そのために、県当局にまかせておくだけではなく
「できること、できそうなことは全て」やるつもりで
猛然と議会の若い仲間たちと動いています。
マスコミ報道ほど前途は甘くなく、
かなり厳しいものだという現実が突きつけられていますが、
最後まであきらめず、とにかく努力してまいります。