先月神奈川県において
「受動喫煙防止条例」が成立いたしました。
これは、たばこを吸わなくても他人のたばこの煙を
受動的に吸い込むことによって健康被害がでることを
防ごうという趣旨で、日本では始めての条例化となります。
たばこの健康被害については、すでに周知のとおりであり
健康についてパッケージにまで大書されているとおり
「自己責任」が前提とされています。
が、それを望まないのに“受動的に被害をうける”
ことについて世界でも問題視されており、
すでに50ほどの国でさまざまな禁煙法が施行されています。
そういった意味では、日本の国としての対応遅れは
事実であり、今回の神奈川県の独自の取り組みは
特筆ものであると私は考えています。
それを一部では、「当初案に比べて骨抜きになった」だの
「意味がない」などという批評があるようですが、
「言うは易し。なれど、行うは難し。」
であり、今回の一歩前進には大きな評価すべきなのです。
「地方から国を動かす」ひとつの例が
まさに隣県神奈川でおこなわれたことを、
私たちはしっかりと認識しなければいけないと思います。