選挙戦も終盤戦に入りました。
さて、そろそろ冷静に日本の国の行く末を決める
政策をキチンと見てゆかねばなりません。
私は民主党所属議員ではあるのですが、
ちょっと冷静に公平にゆきたいと思います。
さて、自民党は「成長戦略が大事」と言い、
民主党は「まずはムダの見直し」と言っています。
これ、双方正しいと私は思っています。
でも、これってそれぞれ並行して取り組んでゆかないと
日本再生はもはや間に合いません。
でも選挙ですから、”では、どちらが良いの?”という問いには、
やはり「業績評価」しかないのでしょうね。
この4年間がよかったなあ、と思う方は現政権を評価すれば良いし、
評価できない!というかたは、新しい選択肢を選ぶ。
これが健全な姿だと私は思います。
で、選挙のことはこのくらいにして、
今後の国づくりの柱は「内需拡大」「セイフティネットの構築」
だと私は思っています。
まず”経済をどうするか”ですが、
「輸出主導型の経済モデル」の見直しは急務です。
これは、グローバル化と言われ、世界全体が近くなり
製造業のひとつひとつの部品が世界で分業化され、
在庫管理が進み限りなく在庫ゼロになる経済モデルが
最上のカタチであったことへの歪が生じはじめたことで
世界の経済に急ブレーキがかかったことが今回の「世界同時不況」
の要因のひとつと私は思っています。
ここに至る原因はいくつもあるのでしょうが、
「原油高騰による輸送コストの増大」「労働コストの上昇」
「環境問題」「中国製品に見られるような製品の信用性の低下」
などにより、「世界の反対側との貿易」みたいな
遠距離流通に無理をきたしたことが、「輸出主導型経済成長モデル」の
成長が終わったことを表していると感じています。
で、クローズアップされているのが
「内需の拡大」です。
”遠くがダメなら近くで勝負。”
正しい素直な発想だと思います。
でも、大切なのはこの「新経済発展モデル」をどう組み立てるかです。
このときに同時並行して整備が必要なのが「セイフティネット」です。
最低限の社会保障や生活保障、子どもが学ぶ為の保証、
また、「お年寄りが安心して暮らせる」とよく言いますが、
私はあえて「安心してお年寄りになれる保障」としたいと思います。
セイフティネットがあってこそ、新しい経済をつくる挑戦ができる、
新しい投資ができる、技術開発ができる、という好循環がはじまると
私は考えています。
この2本柱をしっかり組み立ててこそ
「日本の再生」につながるのではないでしょうか。
さあ、この議論は大切です。
わたしもいろいろ考えていますし、さまざまなひとたちが
さまざまなレベルで考え議論を始めています。
みなさんもぜひこの議論にはいってください。
また、この日曜日の”選択”では、こういう議論がしっかりできる、
なおかつ生活の現場や弱者の苦しみを知る人間を、
議員に選ばなければなりませんね。
・・・やはり選挙に戻ってしまいました(苦笑)。
まずは、静岡県でできること。
それに取り組むのが私のしごとです。
「池に石を投げる」
今はそんなことが大切なときなのです。
恐れず行動あるのみです!
しっかり石を投げたいと思います。
当然”ひとつきりで終わらず、いくつも投げる”所存です(笑)