JALから知事宛に、
「静岡空港からの来年度の撤退」を表明した
親書が届いたとの一報がありました。
現在JALのおかれた非常に厳しい状況を考えると
これは冷静に受け止めるざるをえません。
こうなると、ここからすべきことは、
①撤退と引き換えに搭乗率保障制度の撤廃なり、
履行についての条件闘争をすること。
②ANAに対して、義を尽くして需要の高い札幌線について
JALの飛んでいる分の補填として、機材の大型化
ないしは増便をお願いすること。
また、福岡線への就航を検討していただくこと。
③FDA(富士山ドリームエアラインズ。静岡の地元企業の
100%出資による静岡空港を本拠地とするローカル航空会社)
に対して、福岡線への就航を検討していただくこと。
これらを迅速に、(少なくとも水面下では・・)
始めなければなりません。
また、今後の航空界と地方空港を取り巻く環境は大きく変わってきます。
いままでの空港特会(空港整備特別会計。現在は微妙に名前だけちがいます。
正式名称を思い出せなかったので旧名称でスミマセン)じゃぶじゃぶの
空港運営の見直しは必至で、しかもようやく世界の航空界の
「オープンスカイ」の流れに、”最終バスになんとか乗り込んだ”感覚で
前原国土交通大臣が乗り込んだというかんじです。
日本の航空行政については”世界の流れについていけてない”
という危機感を抱いていただけに、民主党政権になって即応している
ことは好ましく思っています。
・・・ということで、「それぞれの地方空港の存在意義」が
問われるこの1、2年ということになります。
静岡空港も”アイデンティティをもって”
生き残りをかけてゆかなければならない、
いきなりの正念場を迎えます。
やりがいのある仕事ですねー
今年の”空港専任職議員(笑)”
(委員会も特別委員会も唯一空港関連なので、一応”専任職”)
として、しっかり取り組みます!