あるべき日本政治の姿

私は民主党所属議員ですが、
民主党の比例区で「民主党」と書いていただいた票で選出された議員でも、
ましてや比例復活させていただいている議員でもありません。
また、民主党所属議員である前に、
静岡県の今と未来を担ってゆくことに対してご負託をいただいた
静岡県議会議員であることを片時も忘れたことはありません。
また、日本の国の行く末と、ふるさとの未来を憂う国民でもあります。
その立場から今日は所見を述べておきます。

参議院での民主党の敗北を受けて、
衆参で国会はまたしてもねじれがおこります。
しかも今回は、与党は衆議院で3分の2の絶対多数を持つわけではないので、
基本的に対決法案は徹底的に通りません。
すると、そこには「停滞」のみが待っています。

そんな状態を見越して、
世界は「日本に見切り」をつけ始めたように感じているのは
けっして私だけではないはずです。

いまこそ、国会議員は党利党略を捨て
「憂国」の思いで、ひとつひとつの課題にあたってほしいと切望します。
そうすれば国会は本気の議論の場となり、うんざりするゴシップや
ケチのつけ合い、誹謗中傷合戦の場になることはないでしょう。
現実問題、そんな議論が出来ない限りこの国の未来はありません。

30日から国会が始まります。
さて、国会議員の資質が本当に問われる議会となります。
キチンとだれがどんな発言をし、どう動くのか、
注視してゆきたいと思います。

また、地方政治は近い将来、
中央政党の理屈やエゴに振り回されるべきではないと痛感しています。
地方主権はきっとそんな政治ができたら一気に現実のものとなるでしょう。
その実証実験が大阪府の橋下新党かもしれません。
こちらもキチンと注視してゆきたいと思います。

どちらにしろ、
政治家たるもの、まず自分自身がご負託をいただいた使命を
キチンと理解し、なおかつ実行すること。
その本当の原点を忘れてはいけない今日の政治状況です。

地方から、世界を見てゆく。
地方から、きちんと発信してゆく。
地方から、きちんと自立をさぐってゆく。
そんな地方議員でありたいと、私は思っています。

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