「ナショナル ジオグラフィック」という雑誌があります。
写真を中心とした構成で、地球の雄大な自然や文化遺産、
美しい風景や世界の時局問題を取り上げる世界的に有名な雑誌です。
幼いころ、ごくたまに父がこの雑誌を買ってきました。
当時は英語版のみだったのか、内容はすべて理解できないまでも、
その雑誌のなかの写真には圧倒された思い出があります。
”どうやって撮ったのだろう！？”って思うようなアングルで、
さまざまな写真が撮られていて、雪山や動物や風景がすごい迫力で
飛び込んできて、その場所や説明を知りたさに、
読めない英語の意味を父にせがんだり、
”カッコいい”と思っていた戦車や兵隊の、実際の仕事「戦争」と
いう行為のむごさにショックを受けたりしました。
その後、映画でも大ヒットした小説「マディソン郡の橋」にも
登場したりして、日本でも日本語版が普及してきたようです。
県議会議員にしていただいて、「県庁へ２時間の通勤時間」と
いうのはすでに記述したと思いますが、
このひさしぶりの電車通勤の貴重な時間を活かすべく、
思い切ってこのNATIONAL GEOGRAPHICの定期購読を始めました。
数冊のバックナンバーがおまけについてきたので、
通勤時だけでなく、またしても睡眠時間も削って楽しんでいますが、
地球温暖化問題や動植物の危機、中国の猛烈なまでの実情、
食の問題などなど、地球規模での現在のおかれた危機的状況を
あらためて思い知らされます。
”良い雑誌だ”ということもあらためて実感しています。
今日息子が積んであったNATIONAL GEOGARAPHICに興味を示し、
一生懸命写真を追っていました。おもに白クマとゾウでしたが・・・
その姿をみて３０年前の父と自分がラップしたような感覚に
とらわれた瞬間でした。
いいですね、写真の表現力というのは。
