これは「トウカイ ゼロ」と読みます。
静岡県が市町と共同で平成13年から進める、
東海地震の際の家屋の倒壊を防ぐための耐震工事推進制度です。
「トウカイ」は「倒壊」と「東海」にかけてある
なかなか秀逸なネーミングだとは思いませんか?
で、この制度の内容ですが、
まず対象となる家屋は「昭和56年5月以前に建てられた木造住宅」で、
①申請手続きは県か市町の窓口へ電話1本で、耐震診断の専門家を派遣。
この結果、倒壊の可能性がある家屋は②以降の手続きで補助対象となります。
②耐震補強計画を作成。この設計費用の3分の2を補助。
工務店や建築士に相談。
③耐震補強工事。基本は30万円の補助。
市町によっては高齢者割増などで最大80万円の補助。
④耐震補強工事をすると税金の優遇措置あり。
所得税は工事費の10%を控除(最大20万円)
固定資産税は3年間半額に減額。
という内容です。
今日の「防災の日」に、対象となられる家屋にお住まいのみなさまは
ぜひ一度ご相談を!
ただし、平成18年に耐震工事を実施した1615軒の平均工事費が
167万円だったように、耐震工事はなかなか費用がかかります。
上記の補助を最大限に活用したとしてもかなりの高額です。
この費用の問題で耐震化を躊躇しているかたがたも多いと聞きます。
このあたりの問題を改善のために少し研究しなければと
考え込みながら今日の「防災の日」をすごした私です。